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【まさかアレルギーじゃないと思ってた】先生に言われるまで気付かなかった、午後の体育の授業で現れる“食べ物のアレルギー”(1/2 ページ)

「食べると症状が出る」ではなく「食べて、さらに運動したら症状が出る」。

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 アレルギーに気付いた体験談をねとらぼ読者に伺う企画。食物アレルギーは「食べる→症状が出る」タイプのものがよく知られていますが、今回は、より気付きにくそうな「食べる+運動する→症状が出る」というアレルギーの体験談を2つご紹介します。

体験談1:お弁当でサバを食べる→その後、体育の授業がある場合に体調悪化



 サバとパイナップルのアレルギーがあります。サバアレルギーに関しては、食後に運動をした場合にアレルギー症状が現れるタイプで、判明までにかなり時間がかかりました。

 私の通っていた高校では希望者にお弁当が配られたのですが、2年生のとき体育の先生から「お弁当にサバが出てると、きまって体調悪くなるようだけど、アレルギーがあるのか?」と言われました。

 1年生のころから、私が昼食後の体育の授業のときに体調を崩しやすいことをおかしいと思っていたようです。

 ちょうどそのころ、私はパイナップルを食べると毎回、口の中が血まみれになるのを不審に思い、検査を受けることに。パイナップルのほうは症状が現れやすく、すぐに重いアレルギーだと診断が出ました。

 ですが、サバに関しては“アレルギーかどうかのぎりぎりのライン”であり、運動によって誘発されるアレルギーだと分かるまでにかなり時間がかかりました(当時は地方で生活していて、アレルギー専門外来がある病院が少なく、紹介状をもらっても数カ月待ちだった、という事情もありますが)。

 以来、サバ、パイナップルともに完全除去とされ、現在に至ります。

 実は私は特にサバのみそ煮が大好きで、面倒を見てくれた祖母にムチャを言って作ってもらったこともあるほど。「最期の晩餐には、サバのみそ煮が食べたい」と思っています。

体験談2:朝食にパン+駅まで徒歩移動で起こる(自己診断)

 3〜4年前、知人から「小麦を食べて、運動するとお腹が痛くなる」という話を聞いて。自分にもその症状が当てはまり、運動誘発性の小麦アレルギーがあると思っています。

 ただ自分に起こる「お腹を下しやすくなる」「なんとなく体がだるい」といった症状がアレルギーとすぐに結び付かなくて、実際にそう思うようになったのは知人の話を聞いてから、半年ほど後だったかと。

 なお、病院には行っておらず、症状からの自己判断になります。調べたところ、運動誘発性の場合はアレルギー検査で陰性になることもあるみたいで。

※編集部注:このような症状の現れ方をする疾患に「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」があり、確かにその医療情報では「誘発試験の再現性は必ずしも高くない」など、検査の難しさについて言及されていることも。もちろん「だから検査を受けなくていい」と書かれていることはないのですが、現実的な問題としてハードルの高さを感じてしまう人もいるかもしれません

 自分の場合、朝食は主にご飯なのですが、時間がないときにパンなどを食べるとお腹を下します。自宅から駅まで15分程度歩くのですが、ちょっと急ぐともうお腹が痛くなります。反対に、時間に追われずゆっくり歩くときはけっこう大丈夫なことが多いです。

 お休み、家での夕食など食後すぐに出掛けないことが分かっているときなら、パスタやパンを食べることも。また、自分の場合はクッキー少し程度なら、体調にはそれほど影響しません。

本企画では取材させていただける読者の方を募集しています

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