赤ちゃんの夜泣きに悩むママさんが訪れた不思議であたたかい空間「よなきごや」を描いた創作漫画が、Twitterで話題になっています。
よなきごや
赤ちゃん連れで深夜のコンビニにいる人を見て「私が親なら絶対あんなことしない」と思っていた主人公。6年後、子どもを産み親になった主人公は、赤ちゃんの夜泣きに悩まされます。
夫の協力を得られず、朝まで一人で赤ちゃんの相手をする主人公。赤ちゃんを遊ばせて運動量を増やすために訪れた児童館では、身ぎれいにしている周りのママさんと自分のことを比べてしまいます。
ベビーマッサージや寝つきがよくなる音楽など、夜泣きにいいというものは全部試してみましたが、夜になると泣いてしまう赤ちゃん。夫に冷たい言葉をかけられた主人公は、赤ちゃんを連れて深夜の街に出掛けます。
ファミレスには入れないし、公園には意外と人がいる……と、行き先を考えながら歩く主人公。せめてもう少し明るいところに……と思ってコンビニを見つけても、6年前の自分の声が心に響いて中に入れません。
そんなとき、目に入ったのは「よなきごや」という看板。「行くところのない人 どなたでもおはいりください あたたかい飲み物・軽食ございます 全て無料 赤ちゃん歓迎 インターホンを押すと鍵が開きます ※開かないこともあります」と書かれています。
「あやしすぎる」と思ったものの、行くところもないのでインターホンを押してみる主人公。ガチャン、と開いた扉の奥にあったものとは……?
この漫画の続きは、作者のかねもと(@kanemotonomukuu)さんのブログで公開されています。
作品を読んだ人からは「当時のことを思い出して泣きそうです」「今、この瞬間も頑張っている方々に、こんなステキな場所があればいいのに」「ママさんだけじゃなく、パパさんでも、孤独を感じてる大人でも子供でも、誰でも利用できる場所があったら」といった声が寄せられています。
かねもとさんはTwitterやブログで漫画を公開中。PIXIV FANBOXでは100円で「よなきごや」の透かしなしバージョンを読むことができます。
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