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祝・「ゲームアーカイブス」存続決定! ねとらぼ編集部が選ぶ「これだけは買っとけ」なおすすめPSソフト

VITAは販売継続! よかった!

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 4月20日、今夏終了予定だったPS3およびPS Vita向けPS Storeサービスの継続が発表されました。ソニー・インタラクティブエンタテインメント社長兼CEOのジム・ライアン氏は「終了の判断は誤っていた」とコメント。サービス継続を望んでいたユーザーからは安堵と喜びの声が上がっています。

 そしてPS3・PS Vita用ダウンロードソフトの目玉といえば、何といっても初代プレイステーションのゲームが遊べる「ゲームアーカイブス」でしょう! というわけで、販売継続を祝して「ねとらぼ編集部的おすすめゲームアーカイブス」を紹介します。残念ながらPSPのストアは予定通り終了してしまいますので、PSPユーザーは最後の駆け込みにどうぞ。

※特にフォーマットを決めずに募集したら文字数が見事バラッバラになりました。

戸部マミヤが選ぶおすすめソフト

「アストロノーカ」

画像は商品ページより

 宇宙産の狂った野菜を育てるゲーム。「舌がとろける美味しさ」「食べれば万病から回復する」「見た目も香りも芸術品」みたいなスーパー野菜から、「食ったら死ぬ」「嗅いだら死ぬ」「見たら死ぬ」「鳴き声を聞いたら死ぬ」みたいなゲロヤバ厄災まで、自分だけのオリジナルベジタブルを作り出せ!

 隙あらばテキストでひと笑い取ろうとしてくるバカゲーなのですが、一方でシステム面は超骨太。狙い通りの野菜を作り出せた快感は格別ですし、害獣相手のトラップバトルも「あれ? 俺、刻命館やってる?」と錯覚するレベルの面白さです(「刻命館」も名作なので買いましょう)。真面目にうまい野菜を作るよりも、軍事利用されかねない生物兵器を作った方が儲かるリアルな世界観も好きでした。リアルか?


「マーメノイド」

画像は商品ページより

 『十二国記』のイラストなどで有名な山田章博さんがキャラクターデザインを務めたRPG。登場人物全員「人魚」ということで、物語の舞台も最初から最後まで海の底。“迫害される唯一の男性人魚=主人公”という重苦しいストーリーも相まって全編通じてマジで息苦しい。だけどそれがいい……。異性愛が存在しない世界で出会った主人公とヒロインの関係性もめちゃ好き。ちょっと変わったRPGを遊んでみたい人はぜひ。


池谷(てっけん)が選ぶおすすめソフト

「太陽のしっぽ WILD・PURE・SIMPLE LIFE」

画像は商品ページより

 原始人になってマンモスを追っかけたり和菓子を食べたりしながら原始時代を爆走しまくるオープンワールドゲーム。作者は「アクアノートの休日」「巨人のドシン」の飯田和敏さん。


コンタケが選ぶおすすめソフト

「ゼノギアス」

画像は商品ページより

 神ゲーであると同時に、いろいろな意味ですごかったスクウェア全盛期を代表するRPG。当時の衝撃を若い皆さんにも体験していただきたい。


「ファイナルファンタジータクティクス」

画像は商品ページより

 戦略シミュレーションとなったFF。ジョブチェンジで広がっていく戦略が最高に楽しく、そんな戦略を力で全て粉砕してくるチョコボがトラウマになる恐ろしいゲームでもあります。


「ストリートファイターZERO2」

画像は商品ページより

 「3」まであるストZEROシリーズですが、私は「2」が一番好き。最近はストゼロというとストロングゼロを思い浮かべる人が多くて悲しい。


福田が選ぶおすすめソフト

「ポポロクロイス物語」

画像は商品ページより

 リアル志向な作品とは差別化されたほんわか温かいグラフィック。隅々まで行き届いたテキストのセンス。「2」と「ポポローグ」も買いましょう。


たろちんが選ぶおすすめゲーム

「俺の料理」

画像は商品ページより

 アナログスティックをフル活用して切ったり焼いたり注いだりするゲーム。実はむちゃくちゃ忙しいので料理対決では手がちぎれるスリルを味わえます。


マッハ・キショ松が選ぶおすすめソフト

「俺の屍を超えてゆけ」

画像は商品ページより

 中学生のころ、地元のゲームショップに行くたびに目がとまってしまうソフトがありました。それが「俺の屍を越えてゆけ」。ゲームデザイナー・桝田省治さんが手掛けたタイトルです。こちらを真っすぐと見つめる男の子の姿が印象的でしたね。お小遣いをためて買ってみると「呪いの力で、長くても2年間しか生きられない一族(成長がめちゃくちゃに早い)でパーティーを組む」というゲームシステムを採用した和風テイストのRPGでした。

 行動をとると時間が進むようになっていて、だいたい「フィールドに出て戦いの日々を過ごす→その合間に子どもを産む→年頃になったらその子をパーティーに入れて一緒に戦う→老いた親は、一足先にこの世を去っていく」というサイクルの繰り返し。クリアするころには長〜い家系図ができあがります。

 あわせて特徴的だったのが「ムリな戦闘をすると健康状態が悪くなって寿命が縮む」という要素。レベルの低いわが子を戦闘に出すときは「大ダメージを食らわないように」と気を配る必要がありますし、かといって親世代がムチャをすると……。「まだまだこれからの人生だったのに」というタイミングで死なれると、いろいろな意味で泣きそうになります。

 プレイを安定させるコツは「おじいちゃん、おばあちゃん世代になるまで健康でいてもらって、まだ戦場に出られない幼い孫たちの面倒を見てもらうこと」。無病息災を祈りつつ、鬼どもをぶっ殺していきましょう。


「リンダキューブ アゲイン」

画像は商品ページより

 中学生のころ、地元のゲームショップに行くたびに目がとまってしまうソフトがありました。それが「リンダキューブ アゲイン」。ゲームデザイナー・桝田省治さんが手掛けたタイトルです。全く同じ導入になってしまいました。ドンピシャだったんでしょうね。

 ざっくり言うと「数年後に巨大隕石の落下で滅びる惑星で、『ノアの箱舟』っぽい宇宙船につがいの生物を集めていくRPG」なんですが、プレイ後に印象に残るのはちょっと大人向けのエログロ描写や、濃すぎるキャラの面々だと思います。こっちは生物の種を残すのに忙しいっていうのに、殺人サンタは出てくるし、恋人の親父は人体改造しちゃうし、「サチコでどうだ!?」だし……。

 ネタバレもあれなのでこのへんにしておきますが、親の目も気になる中学生にとっては刺激的すぎて遊びきれないところもあって、「いつかまた遊びたいなあ」なんて思っていたら……PSP終了のお知らせだよ!!

 そんなわけで、このタイミングでPS Vitaを買うべきかどうか迷っています。もう1つの選択肢は「いっそのことセガサターンを買って、『リンダキューブ 完全版』を遊ぶ」。

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