advertisement
疫病を鎮めると言い伝えられる妖怪「アマビエ」「ヨゲンノトリ」がモチーフの日本酒「封ジノ酒」を販売する小谷酒店は5月10日、同商品のラベルが既存のデザインを盗用していたとして、公式サイト上に謝罪文を公開しました。同件を巡っては、5月8日ごろより盗作被害を訴えるTwitterの投稿が拡散されていました。
「封ジノ酒」は愛媛県大洲市の小谷酒店と大洲藩内の4つの蔵元が企画した日本酒。新型コロナウイルス感染症の封じ込め、ひいては地域繁栄と産業隆盛を願い2020年7月に発売されました。
ところが2021年5月に入り、同商品に描かれたアマビエが自身のデザインに酷似していると述べる桂つかささんのツイートが話題に。ヨゲンノトリについても広瀬順子さんが同様の盗用疑惑を訴えました。
騒動を受け、小谷酒店は公式サイトで謝罪文を公開。ラベルをデザインした沖野恭平さんが盗作を認めたとして商品の販売を停止しました。同店は「このラベルが桂つかさ様・広瀬順子様のオリジナルデザインであった事も謝罪と共に精一杯お伝えさせて頂こうと思っております」とコメントしています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 企業系ゲーム攻略「アルテマ」、ポケモンだけで1900ページの文章盗用を謝罪 被害を受けたサイトは「攻略を続けられなくなる」
文章がそのままコピーされていました。 - Twitterにファンアートを投稿したらアカウント凍結 虚偽申請の被害絵師が悲痛な胸の内語る
被害絵師、Twitter社、弁護士を取材しました。 - 実物大ガンダムが中指を……? 下品なフェイク画像に元画像の撮影者怒り
国内外で盗用が重ねられ拡散していました。 - 画像「無断転載」の情報開示請求、慣れたら10分でできる 裁判で約90万円勝ち取った写真家インタビュー
実体験を交えて語っていただきました。 - 電通、「アマビエ」の商標出願を取り下げ 「独占的かつ排他的な使用は全く想定しておりませんでした」
ネット上では「電通がアマビエを独占使用しようとしているのでは」といった批判の声があがっていました。