コスメカウンターは怖い“ダンジョン”だと思っていたけど…… 初めて美容部員さんにリップを選んでもらった漫画が勇気をくれる(1/2 ページ)
コスメカウンターは難攻不落のダンジョンなんかじゃなかった。
生まれて初めてコスメカウンターに挑んだ体験漫画がTwitterに投稿され、多くの共感を集めています。
生まれて初めてコスメカウンターに挑むの巻
この漫画の作者はhara(@hara_atsume)さん。自分の体型にコンプレックスがあるharaさんが、プラスサイズファッションの存在を知り、ちょっとずつオシャレを楽しみ始めた頃の出来事です。
お気に入りの服に合う髪形にしたくて、苦手だった美容院に足を運ぶようになったharaさん。次なる目標としてプロに化粧品を選んでもらいたいと考えますが、デパートのコスメカウンターには“レベルを上げないと入れないダンジョン”的なハードルの高さを感じています。
コスメカウンターに「行く」「行かない」で思い悩んでいるとき、思い出したのは来週“推し”のライブがあること。「買ったコスメをそこで使おう」と思い付き、一気に「行く」方向にスイッチが振り切れます。推しへの愛がすごい。
友達に付き添ってもらって向かったコスメコーナーはまぶしくてピカピカ。緊張のあまり早足になり、自分を否定する幻聴や幻覚が聞こえてきそうになります。
そこで見つけたのは気になっていたブランド。落ち着いた色のリップが欲しいことを美容部員さんに伝え、人気の色の中から似合いそうなものをすすめてもらいます。
プロに選んでもらったことに満足して即購入を決めたharaさんでしたが、美容部員さんの提案でお試しでメークをしてもらうことに。
「あんなキレイな人にメークをしてもらうの?」とドキドキしながら待っているうちに、周りのお客さんを見回してみたharaさん。コスメカウンターにはさまざまな人がそれぞれの目的で来ていて、みんなキラキラとしており、怖い“ダンジョン”ではないことに気が付くのでした。
美容部員さんにメークをしてもらって鏡を見ると、そこには今までとちょっと違った自分が。思わず「かわいい」と声に出してしまいました。
お気に入りのリップとたくさんの発見を持ち帰った、haraさんのコスメカウンター初体験。もちろん、推しのライブも楽しめたとのことです。
この漫画はコロナ禍になる前の思い出とのこと。リプライ欄には「めっちゃステキな体験」「初めてビューティーアドバイザーさんにメークしてもらって、いつもと違う自分の顔に感動したのを今でも覚えています」と言った共感のほか、「最近コスメカウンターに行けてない! タッチアップしてもらいたい!」といった、早く百貨店やライブに行きたいというコメントが寄せられています。
haraさんは、プラスサイズ・ボディポジティブな女の子たちやエッセイマンガなどを描いている漫画家さん。6月24日にはKADOKAWAからコミックエッセイ『自分サイズでいこう』を発売予定です。
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