組体操の練習でふざけると…… 肩車のケガで3年間リハビリすることになった理由【学校で事故った体験談】(1/2 ページ)
「ピラミッド」などが危険と言われるようになりましたが、他の種目も要注意。
「学校は机に座って勉強するだけの場所ではない」とよく言われますが、それゆえにさまざまな事故やトラブルも起こりうるもの。ねとらぼ読者からそんな体験談を伺う本企画、今回は「組体操の練習で骨折→リハビリに3年間かかった」というお話。
肩車から降りるときの反動で「顔面と膝が激突」
今はなくなってきているようですが、学校の運動会といえば昔は組体操。私が下、クラスメイトが上になって肩車をしていたときのお話です。
肩車から降りるときは後ろからのはずだったのですが、あるときクラスメイトがふざけて、跳び箱を飛び越えるような感じで前にジャンプ。膝を曲げた前傾姿勢になっていた私は、その反動で顔面と膝が激突。頭の中で鈍い音がしました。今になって考えると、たぶん骨が折れた音だったのでしょう。
平衡感覚がなくなって立っていられなくなり、私は保健室に連れていかれましたが、ただの打撲と思われて3時間くらい放置されていました。
学校から母の職場に連絡が行き、至急迎えにきてもらって帰宅しましたが、私の様子がおかしいのですぐに病院へ。そこでは対処できなかったので、今度は救急病院に行って緊急入院。翌朝一番で大学病院へ転院して、緊急手術を受けました。
―― どんなケガを負っていたのでしょうか?
眼窩底骨折です。術後3年間はリハビリに通っていました。
手術までに時間がかかった影響で目を動かす筋肉の機能がダメになってしまった(上だけ見られない上転障害)そうです。リハビリのたびに「下まぶたを指で下げて目の内側の筋肉に何かの注射を打ち、その筋肉をピンセットで引っ張る」という治療を受けていた覚えがあります。
注射針が視界に入る恐怖感、ピンセットで引っ張られる痛み。拷問でしたね。
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