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絶滅危惧種のタスマニアデビル 3000年ぶりにオーストラリア本土で自然繁殖(1/2 ページ)

おなかの袋に豆粒ほどの赤ちゃんが!

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 オーストラリアの自然保護団体「オージー・アーク」が、オーストラリア本土の野生動物保護区に運び入れたタスマニアデビルが自然繁殖。豆粒ほどの赤ちゃんの映像がYouTubeに公開され話題を呼んでいます。

タスマニアデビルが自然繁殖

 タスマニアデビルがオーストラリア本土から姿を消した要因は、オーストラリア本土に外部から連れて来られたタイリクオオカミの亜種であるディンゴに襲われたことと、伝染病によるものだといわれています。

タスマニアデビルが自然繁殖 保護区に生息するタスマニアデビル

 その後、絶滅危惧種のタスマニアデビルが野生で生息するのはオーストラリアの離島、タスマニア島のみとされていましたが、「オージー・アーク」のたゆまぬ努力によって、3000年ぶりにオーストラリア本土でのタスマニアデビルの自然繁殖に成功しました。

 カンガルーやオポッサムのように有袋類に分類されるタスマニアデビルは、おなかの袋の中で赤ちゃんを育てます。今回自然繁殖で生まれたタスマニアデビルの7匹の赤ちゃんもお母さんの袋の中に入り、豆粒ほどしかない小さな体で一生懸命お乳を飲んでいます。

 現在、野生動物保護区には26匹のタスマニアデビルが生息していますが、赤ちゃんが無事育つことで計33匹の野生のタスマニアデビルが生息することになります。「オージー・アーク」は今後2年以内にさらに20匹のタスマニアデビルを保護区に放つ予定とのことです。

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