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ローソンがAIを活用した値引きの実験 食品ロス削減目指して弁当やおにぎりなどで

実験結果をふまえ、2023年度中の全店導入を目指す。

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 食品ロスの削減に向けて、ローソンはAIを活用した商品の値引きの実証実験を東北地区の一部店舗でスタートしました。

ローソンAI値引き 値引き販売されるおにぎり

 消費期限が短く食品ロスが発生しやすい弁当、おにぎり、寿司、調理パンの値引き額を、店舗ごとの天候やその日の在庫数などのデータからAIが算出。AIの推奨額を元に値引きシールが貼られます。

ローソンAI値引き 値引き推奨画面イメージ

 設立当初から店舗ごとの判断で値引き時間や値引き額、対象商品を決定していたローソン。AIの活用でより簡単で効果的な値引きが可能になるとしています。実証実験の結果に基づいて、2023年度中に全店での導入を目指すとしています。

ローソンAI値引き 「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」を掲げるローソンは、今後も最新のデジタル技術を活用し、地球環境に配慮した取り組みを行っていくとしています

 ローソンではこれまで、店内調理のファストフーズや厨房商品などの値引き販売の推奨を行うなど、約8割の店舗で値引き販売を実施(2020年度実績)。2015年からはAIを活用したセミオート発注の導入で発注のムダを減らし、定番弁当のチルド化、常温商品の販売許容時間の延長などを食品ロス削減に取り組んでいます。

 AIによる値引き額と、各店舗独自の判断による値引き。消費者としては、どちらがお得なのかも気になるところですね。

(谷町邦子 FacebookTwitter

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