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妻の命日と誕生日を間違えていた 墓から“産まれた”妻を抱きかかえる夢の漫画が切なくて余韻が残る(1/2 ページ)

「誕生と死の反転だ」。

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 亡き妻の誕生日と命日を間違えて覚えていた夫が見る夢の漫画に、妻を大切にする気持ちがあふれていて心に切ない余韻が残ります。

命日と誕生日の間違いが生んだ幻想 墓から掘り起こした妻を抱きかかえる夢の漫画が切なくて余韻が残る 記念日についての創作漫画「クラッシュレポート」【漫画を読む
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 「クラッシュレポート」は日暮ずむ(@einomedama)さんが描く記念日をテーマにした創作漫画。妻を亡くした主人公が、妻の命日と誕生日を逆に覚えていたと気付く場面から物語が始まります。本来ならば16日が誕生日で26日が命日でしたが、主人公は3年間も同じ間違いを続けていた自分を責めてしまいます。

命日と誕生日の間違いが生んだ幻想 墓から掘り起こした妻を抱きかかえる夢の漫画が切なくて余韻が残る
命日と誕生日の間違いが生んだ幻想 墓から掘り起こした妻を抱きかかえる夢の漫画が切なくて余韻が残る

 落ち込む主人公の思考はやがて、間違えていたことを「誕生と死の反転だ」として受け入れる方向へ。

命日と誕生日の間違いが生んだ幻想 墓から掘り起こした妻を抱きかかえる夢の漫画が切なくて余韻が残る
命日と誕生日の間違いが生んだ幻想 墓から掘り起こした妻を抱きかかえる夢の漫画が切なくて余韻が残る

 誕生日に墓を訪れ、そこに埋まる亡き妻が生まれたての赤ん坊になった体を掘り起こし、両腕で抱く夢の中で大粒の涙を流します。生まれた日に墓を訪れていたのは、妻が新しい体でそこにいてほしいと願う気持ちがひっそりと存在していたからなのかもしれません……。

命日と誕生日の間違いが生んだ幻想 墓から掘り起こした妻を抱きかかえる夢の漫画が切なくて余韻が残る

 日付の間違いに気付き、来年からは誕生日にケーキで祝い、命日に墓参りをしようと決め、「終わりは終わりのままだ」と妻への気持ちをつぶやきます。命日の誕生祝いをやめることで、妻の死を受け入れようとする主人公の気持ちが伝わってくるようです。大切な人が死してなお復活を期待してしまう切ない余韻が残る漫画です。

作品提供:日暮ずむ(@einomedama)さん

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