「四元豚(シゲンブタ)野菜鍋ください」→「ブタ野菜鍋ですね」 略したと思わせて実は…… お客に恥をかかせまいとする店員さんの気遣いがステキな漫画(1/2 ページ)
さりげなさがすてき。
注文を復唱する定食屋店員のやさしさを描いた漫画が、恥をかかせまいとする思いやりにあふれていてすてきです。
イラストレーターで漫画家のカマタミワ(@kamatamiwa)さんが近所の定食屋で「四元豚とたっぷり野菜の蒸し鍋定食」を頼んだときのこと。メニューの写真を指さしながら「シゲンブタとたっぷり野菜の蒸し鍋」を注文すると、店員さんは「ブタとたっぷり野菜の蒸し鍋定食ですね」とメニュー名を省略して復唱しました。「シゲンブタ」を「ブタ」と短くすることに何か意味があるのか、ほんのりとした疑問を抱えながら定食が運ばれてくるのを待ちます。
「ヨンゲントンとたっぷり野菜の蒸し鍋定食」とメニュー名を声に出して、別の店員さんが食事を運んできた瞬間、カマタさんはすべてを理解しました。「四元豚」の読み方は「シゲンブタ」ではなく「ヨンゲントン」、注文を受けた店員さんは間違いを指摘して恥をかかせないために「ブタとたっぷり野菜の蒸し鍋定食ですね」とメニューを短く復唱してくれていたようです。さりげないやさしさに心が温まります。
Twitterには食事で読み間違いをした経験がある人たちからの「ぞうもうサラダと頼んだらましけサラダだった」「四元豚の存在を知らなくて、四次元豚の回鍋肉くださいと頼んだ」といった体験談や、店員側の経験として「大山どり(だいせんどり)を『おおやまどりの〜〜ください』と言われるので、復唱の時は『〜〜』の部分だけ言ってます」と語る人からの声も寄せられています。
カマタさんはブログにて、隣の個室と連動するウォシュレットに出くわした話やエコー検査で早起きしたら寝言で恥をかいた話など、日常の思わず笑ってしまうような場面を漫画にしています。
作品提供:カマタミワ(@kamatamiwa)さん
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