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「できそこない」と呼ばれる魔法使い 臆病な男の子との出会いが全てを変える漫画が心を震わす(1/2 ページ)

互いに勇気をもらい、気持ちをもらう関係が刺さる。

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 魔法の学校に通っているのに魔法が使えない女の子と、彼女にあこがれる臆病な男の子を描いた漫画「私の魔法」に心をつかまれる人が続出しています。作者は漫画家のしなぎれ(@sinanohaka)さん。


魔法が使えない女の子にファンと名乗る男の子との出会いが

 魔法研究学園に通う中学生のマホイは、魔法が使えず学校では「できそこない」といわれています。この世界では魔法は感情エネルギーで形成されるのですが、彼女には自信や喜び、怒りなどの感情がありませんでした。陰口をたたかれても何も感じない自分を、人間らしくないと思うマホイ。そんな彼女の前に「あなたのファンです」という少年・コノミが現れます。


魔法の源泉となる感情のないマホイ

 コノミはマホイが壊そうな男たちを魔法でやっつけるのを見てファンになったと言うのですが、それは勘違い。やっつけたのはマホイの友達でした。それでもコノミは、「魔法が使えないのに逃げ出さないのはすごい」と褒めます。彼はその場にいたのに何もできなかった自分を「臆病」だと言い、マホイの姿を見て勇気をもらったと話します。


マホイが魔法を使えないと知ってもがっかりするどころか「すごい」とほめるコノミ

 コノミと親しくなるうちに、心に変化を感じるマホイ。そんなある日、彼女は以前に友達がやっつけた男たちにまた絡まれます。勇気を出して彼女を助けようとするコノミ。「君は僕が守る!」と身を挺してかばってくれた彼の姿に、マホイは胸の高鳴りを感じ――。


 臆病だったコノミがマホイのために振り絞った勇気が、感情のなかったマホイの心を震わす展開がグッときます。互いに勇気を与え、気持ちを与える2人の関係に、読者からは「好き」「尊い」の声が多く寄せられています。

作品提供:しなぎれ(@sinanohaka)さん

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