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切るじゃなくて着るほう 関西の方言「120のカッターってあります?」ってどんな意味?【マジで方言じゃないと思ってた言葉】(1/2 ページ)
ナイフじゃない方のカッター。
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ねとらぼ読者から「マジで方言じゃないと思ってた言葉」を聞く投稿企画。今回は関西の方言として知られる「(服屋さんで売っている)カッター」を伺いました。
関西などの方言「カッター」
【例文】「120のカッターってあります?」
- 静岡県で服を買いに行ったとき、店員さんに例文のように尋ねたところ「???」という表情。「伝わらなかったのかな?」と思ってもう一度言ったら「カッターは文具売り場にございますけど……」。(むつきさん/京都府)
- 服屋で「カッターください」と言ったら、「ウチは服しか扱ってません」と言われた。「ワイシャツ」という単語が出てくるまでしばらく悩みました。(kzzzさん)
どんな意味?
意味:カッターは「カッターシャツ」の略で、ワイシャツのこと
補足:カッターシャツの由来
この言葉は、大阪府に本社を構えるスポーツ用品メーカー・ミズノの商品名に由来すると言われています。1918年に襟付きシャツを販売する際、縁起のいい「勝った」にかけた「カッターシャツ」という名称を採用。これが広まり、関西などで一般名詞として使われるようになったのだとか。
通販サイトなどでは「ワイシャツ カッターシャツ」と併記されていることが珍しくないため、「自分では使わないけど、そういう言葉があるのは知っている。カッターシャツ=ワイシャツでしょ」くらいに認識している人は全国的にいるはず。
ただ、例文のように「カッター」と略してしまうと、「カッターナイフ」と勘違いされやすいのかも(同様にワイシャツを略すとしたら「ワイ」ではなくて「シャツ」が一般的でしょうし)。
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