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昔のそうめんに数本混じっていた、ピンクなどの色が付いた麺。自分に回ってくるとなんとなくうれしく感じた人もいるのではないでしょうか。そんな子ども心をくすぐるカラフルな「五色そうめん」が、近ごろTwitterで話題です。数本どころか、全部色付き。
五色そうめんは寛永12年(1635年)に創業した愛媛の老舗で、カラフルな麺を始めたのは享保7年(1722年)のこと。8代目長門屋市左衛門の娘が、参拝の折に美しい五色の糸が下駄にからみついたのを見て、「そうめんに色を付けてみては?」と提案したのがきっかけだそうです。
着色には自然材料が用いられており、種類は白・もち麦・梅・抹茶・みかんを基本に、くちなしの青やゴマの黒といったバリエーションも。タコ糸などで端を縛ってからゆでれば互いが混ざらず、配色を工夫した華やかな盛り付けができます。
3世紀ほどの歴史を誇る商品ですが、Twitterユーザーのちゑ(@meloooncyan)さんが、「数本混じってる色つきそうめんに浮かれていた小学生の私が度肝を抜かれる商品」と紹介したことで、あらためて話題に。「かわいいしおいしそう」「色付きを巡って兄弟で争いが起きた思い出」「愛媛県民なので当たり前に受け止めていたけど、これ珍しいのか!」など、さまざまな反応を呼んでいます。
画像提供:ちゑ(@meloooncyan)さん
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