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「学校は机に座って勉強するだけの場所ではない」とよく言われますが、それゆえにさまざまな事故やトラブルも起こりうるもの。ねとらぼ読者からそんな体験談を伺う本企画、今回は「鉛筆での大きなケガ」のお話。
「体は人間の意思通りに動いてくれるわけではない」
僕が小学校1年生のころのこと。記憶があいまいな部分もありますが、確か「授業の課題が終わった人から休み時間に入っていい」という状況で、先生は教室の前方で課題チェック、課題を終えた僕と友人は教室後方の空きスペースで遊んでいたときのことだったと思います。
友達に鉛筆でこめかみを突き刺されました。
―― えっ……?
頭に激痛があることは何となく分かりました。でも、漫画などでもあると思うんですけどダメージがあった瞬間は理解できなくて、血が出始めてから遅れて騒ぎ始めました。すると周囲も騒然とだして、教師も駆け寄ってきて、病院に運ばれて……という流れだったと思います。
出血量は血だまりができるほどではありませんが、傷を押さえている手から肘まで血の筋が垂れるくらい。あと、その後、鉛筆の芯が折れていたことが分かったのですが、頭の中からも周囲の床からも見つかなかったことを覚えています。
―― その友達はどうしてこめかみを刺してしまったんでしょうか?
後日、親同伴で謝罪に来た本人の証言によると「ビビらせようと思っていた」「寸止めしようとしたら刺してしまった」ということでした。
怖がらせて「ビビったー、雑魚やなー」みたいなことを言う遊びのつもりだったんだと思います。
幼いながらに「体は人間の意思通りに動いてくれるわけではない」と学んだ出来事でした。
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