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彫刻家の山本麻璃絵(@yamarie33)さんによる“木彫りの自動販売機”が、絵本から飛び出したようなかわいらしさで話題になっています。
一般的な自動販売機を実寸大で再現しています。着色はアクリル絵の具を使用。ちなみに、となりに設置されたゴミ箱も木彫作品です。
硬貨投入口や電子マネーの読み取りパネル、取り出し口、たくさん並んだ缶・ペットボトルのパッケージまで、全てが木で作られた自販機。再現度の高さに思わず二度見します。同時に、絵本の世界みたいなかわいらしさを感じて和んだり。
作者の山本さんは、樟(くすのき)を素材として身近なものがモチーフの木彫作品を制作。木彫りの自動販売機(タイトル「ものモノ」)は、2011年の「第14回 岡本太郎現代芸術賞」にて特別賞を受賞した作品です。
今回話題になったきっかけは、9月17日から開催中のアートイベント「動くもの動かないもの展」(兵庫県神戸市)にて展示されたことから。同じくイベント参加アーティストで木彫り彫刻家のはしもとみお(@hashimotomio)さんが写真とともにツイートで紹介すると、「素晴らしい」「こんな世界に迷い込んでみたい」「ジブリとかに出てきそう。乗ってるフクロウもかわいい」と反響を呼んでいます。
上記イベントの開催期間は10月3日まで。また山本さんの作品はTwitterとInstagram(@yamarie33)、Webサイトにて公開中で、木彫りの「扇風機」「公衆電話」「MacBook Pro」などから、大きな丸太から作っていく制作風景も見ることができます。
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