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現代版浦島太郎を描いた漫画「淡水浦島太郎」が、ブラックユーモア全開の世界観で話題を呼んでいます。
主人公は埼玉県に住む36歳のU島T郎。ある日、バス釣りで訪れた近所の池で亀がいじめられている場面に遭遇したU島は、「これやめないか」「学校はどこだい 内申点に響くよ」と社会的な圧力で子どもを蹴散らし、ミシシッピアカミミガメを救います。
U島に感謝し、お礼に竜宮城へ案内させてほしいと頼むミシシッピアカミミガメ。暇だったので誘いに乗ったU島を出迎えたのは、美しい乙姫様でした。ブラックバスにアメリカザリガニ、ウシガエルやブルーギルといった池の住人たちによる楽しい踊りと手厚い歓迎を受けて大満足のU島。しかしここでふと「やばい 明日出勤日だ」と我に返ります。
ブラックな会社に行きたくないとぼやくU島に「どうしてもつらいことがあったときはこの玉手箱の煙を吸うのですよ」と黒い箱を手渡した乙姫様がU島と別れの時間に浸っているのもつかの間、突然「ゴゴゴゴゴゴ」と轟音が鳴り響き、池の水位が下がり始めます。
パニックに陥る池の住人たちとU島の目に飛び込んできたのは「こんにちはみなさん 『沼の水全部抜いてみた』のお時間です!」「すごい! 外来種だらけだ 大量です!」と張り切るレポーターやスタッフたちの姿。
衝撃の光景に唖然とするU島が玉手箱を開けてみると「乾燥させてキメてね☆」とやばそうな草が登場し、U島は予想外な結末を迎えるのでした。漫画「淡水浦島太郎」は漫画家・永田礼路さんのTwitterで公開中です。
作品提供:永田礼路さん
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