目が覚めたら集中治療室 高3のころ、受験勉強とバイトの両立で2週間徹夜した“まさかの結果”(1/2 ページ)
学校に行く→アルバイト→寝ないで勉強→学校に(以下ループ)。
「徹夜はやめとけ」「寝たほうが良い」とよく言われますが、なぜなのか。それを考えるために、ねとらぼ読者から「限界まで徹夜でしてアカンことになった体験談」を聞いてみようという連載企画。今回は「前期試験直前のころに救急搬送された」というお話を伺いました。
夕方〜夜はアルバイト、夜〜朝は赤本の復習
高校3年生のころ、受験とロリータファッションの両立で、勉強とバイトに明け暮れる生活をしていて。当時の生活サイクルは「朝8時から夕方7時まで学習室や教室にこもって勉強 → 夜10時まで飲食店でアルバイト → 11時から日付が回って朝の5時まで、うたた寝を挟みつつ赤本の復習 → 5時〜7時にシャワーを浴びたり朝食を食べたりして身支度を済ませ、また登校する」といったものでした。
―― 「朝8時から夕方7時まで勉強」の時点でけっこうハードなのに、その先が長い。
2週間ほど徹夜が続いたある日、午後8時ごろから吐き気が止まらなくなってしまって。2階の自室に上がれなくなったので、1階の両親の寝室の隅っこに布団を敷かせてもらったのですが、私は深夜に痙攣(けいれん)を起こして泡を吹き、救急車で運ばれたそうです。
5日後、集中治療室で目を覚ましたら、バレンタインデーを逃していました。……もともと3時間くらいしか寝ていなかったので、睡眠が足りていなかったかもしれません。
―― 体はどのような状態だったのでしょうか?
命にかかわるような状態だったと言われた覚えはないのですが、癲癇(てんかん)のような大きな痙攣発作が起きたそうで、舌を噛みちぎったり、吐瀉物で喉が詰まったりする危険性があったようです。両親の寝室にいたことが、不幸中の幸いでした。
救急車で運ばれる際には人格が変わったように喚き、叫び、救急隊員の方に向かって「うるせぇ」「触るな」など暴言を吐いていたそうです。普段から丁寧な言葉遣いをしていたわけではありませんでしたが、ロリータのポリシーから女性らしさは意識してたので自分でも驚きました。
この後3年間、脳神経外科に通院することになり、「再発のおそれがあるから、自動車免許は数年間とらないように」と言われました。結果的には何もなかったのですが、免許を取るタイミングは逃しましたね。
―― ……ところで、大学受験のほうはどうなりましたか?
久しぶりに寝たからか、すっっっごく頭がすっきりしてて無事に合格しましたよ!
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