食べたいけれど食べたくない…… 人間を食べたい気持ちと戦うゾンビのメイドと、試しにちょっとだけ自分を食べさせてあげたいご主人様の漫画(1/2 ページ)
食べたいけれど、そばにいたい。
食べたいけれど、食べたくない! 人間のお嬢様のもとでメイドとして働くゾンビの女の子をキュートな絵柄で描いた、ささこ(@sasasafu)さんの漫画「人間を食べたい気持ちと戦うゾンビちゃんの話」が話題です。
ゾンビの女の子・ララは人間のお嬢様・カナリアの元で元で働いているメイドさん。日没とともに起床し、夜風をたっぷり浴びてから1日の仕事がスタートします。
一方、雇い主のカナリアはちょっと変わり者。今日も仕事熱心なあまり床でそのまま寝てしまい、ララに「かろー死しても知りませんから!」と怒られています。しかし、反省する様子もなく「そしたら私もゾンビになるもん」とララに抱きつくカナリア。「あーっまたそういうこと言う…!」と照れるララでしたが、ゾンビの自分にも臆せず接してくれるカナリアの態度を、内心ちょっとうれしくも思っていました。
しかし、そんなララにとって一番つらいのは、人間を食べたい欲求を抑えること。普段は薬でなんとか抑えていますが、カナリアはそんなララの気持ちを知ってか知らでか、「ララちゃんごめんね…本当は人間のお肉食べたいんでしょ?」といきなり核心を突いてきます。
さらにララが「人を食べるなんて絶対いけないことです!」と慌てて否定すると、「せめて使ってない部位とか……分けてあげれたらいいんだけど」「試しにちょっとだけ食べてみる?」とカナリア。この人なら本気で食べさせかねないけど……いやいやダメですって! 大好きなカナリア様のおむねを食べるなんて……と必死で否定するララも、「そんなに言うなら大事に残しておこうかな?」と微笑むカナリアもかわいい……!
ララにとってカナリアはただのご主人様ではなく、ゾンビの自分にもう一度生きる場所を与えてくれた大切な恩人。ゾンビの本能に抗いながらも必死にご主人様に尽くそうとするララと、そんなララの気持ちを分かっているのかいないのか、優しすぎてついついララのことを困らせてしまうカナリア。仲のいい二人が物語の後もどんな生活を送っていくのか、思わず続きを想像してしまう漫画でした。
作品提供:ささこ(@sasasafu)さん
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