娘から突然「もっと後に生まれたら良かった」と告げられたママ。発言の意図を知った時、子を持つ親なら誰もがハッとする漫画がInstagramに投稿されています。
漫画を描いたのは、4歳と2歳の姉弟を育てるはなゆい（@yuihanada7）さん。ある日、はなゆいさん一家が家族団らんの時間を過ごしていた時のお話です。
床に寝そべっていた姉のまるちゃんが、唐突に「もっと後に生まれたらよかったな……」とつぶやきました。びっくりしたママは、まるちゃんのそばに身を寄せて髪をなでながら「まるちゃんが先に生まれてきてくれたから、ママと二人きりでいっぱい遊べたよね……？」「どうしてまるちゃんは、後に生まれたいって思ったの……？」と尋ねます。
するとまるちゃんはうつむいていた顔をあげ、眉尻を下げて「ママはもっと……赤ちゃんのまるちゃん……見たいでしょ……」と答えたのでした。
「赤ちゃんのまるちゃん」という言葉を聞き、ママの目の前は真っ白に。なぜなら、まるちゃんにこんなことを言わせてしまった理由に思い当たる節がたくさんあったからです。
例えば、iPadの待ち受け画面。設定されていたのは、パパとママに抱かれている赤ちゃんのころのまるちゃんの写真です。また、デジタルフォトフレームでランダムに映し出される小さなまるちゃんを見て「かわいい」と目尻を下げたことがこれまで何度もありました。スマートフォンで赤ちゃんの写真を見ていた時に、まるちゃんに「なに見てるの？」と声をかけられたことも……。
これまでの数々の出来事を振り返り、慌てて「ママは、今のまるちゃんが好きなんだよっ！」「今の！」と必死で“今この瞬間のまるちゃん”への愛情を伝えたママ。まるちゃんはにっこりと笑って「まるちゃんも今のママが好きだよ」と真っすぐに気持ちを伝えてくれたのでした。
この一件のあと、すぐに携帯の待ち受け画面を最近のまるちゃんの写真に変えたというはなゆいさん。「赤ちゃんの頃の写真をかわいがりすぎるのご注意です！」と漫画を締めくくっています。
読者の中にははなゆいさんと同じような経験をした人も多いようで、投稿のコメント欄には「ついつい赤ちゃんの頃の動画とか見がちです。気を付けます」「飾ってる写真更新しなきゃ」と、ハッとしたという声が続々と届いています。
子どもが赤ちゃんのころの写真や動画を定期的に見返しては「小さ〜い」「かわいい！」と愛でてしまうのは、親なら誰もがしてしまうこと。ですが、赤ちゃんのころも成長した今も、子どもへかける愛情の深さは同じはずです。「あのころもかわいかったけど今もかわいい」「変わらず大好き」という気持ちを、子どもの目に見える形で伝えてあげると良いのかもしれませんね。
はなゆいさんはこの他にも育児漫画をInstagramやTwitterに投稿しています。また、ブログ「笑う母には福来る」も更新中です。
画像提供：はなゆい（yuihanada7）さん
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