東京国際フォーラムで12月4日、5日、東京都主催の電動バイク展示イベント「EVバイクコレクション in TOKYO 2021」が開催されます。
東京都は、二酸化炭素を排出しない環境先進都市「ゼロエミッション東京」の実現に向け、2035年までに都内で新車販売される二輪車を「100%非ガソリン化」にすることを目指しています。バイクは配送など街の経済に欠かせない業務車として、また個人向けの趣味性が高い乗りもの。クルマのEVよりニュースなどで語られる機会は少なく、車種も2021年現在まだわずかです。しかし、クルマと同様に電動化の波はじわじわと訪れてきています。
例えば、日本郵政(関連記事)やマクドナルド(関連記事)は配達業務車として電動バイクの導入を推進、また、そんな業務車を中心にホンダ、川崎重工業、スズキ、ヤマハ発動機の国内バイクメーカー4社が「交換式バッテリーを標準化する(同じ形状、仕様で、メーカーや車種を問わず同じ規格のバッテリーを使えるようにする)」コンソーシアムを発足するなど、バイクの電動化と実用化を見込む取り組みが進んでいます。
個人向け用途でも、エンジン車の代替に据える役割のスポーツタイプ車種(関連記事)がいくつか登場しているほか、立ち乗りでスイスイ乗れる電動スクーター(関連記事)といった新しい「パーソナルモビリティ」分野の電動車も拡充してきています。
イベントは、そんなバイクにおける電動化についても多くの人に知ってもらうべく実施。国内外のさまざまな電動バイクを取りそろえ、電動バイクによるデモンストレーション、「フワちゃん」が来るトークショー(4日)などを開催します。
開催は2021年12月4日、5日に東京国際フォーラム ホールEにて。入場料は無料(Web事前申し込み優先制)。
(大泉勝彦)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 1970年代レトロバイクイメージの電動バイク「KOGUNA」発売、19万8000円から
あれれ、エンジンねーぞ? あ、電動バイクかー。 - これバイク? 自転車? デザインおしゃれなお手軽電動バイク「COSWHEEL SMART EV」登場、22万円台・航続距離約50キロ
原付スクーター新車くらいのお値段なのがよさそう〜。 - 近未来感ある……!! ストファイ系デザインの電動バイク「TS STREET HUNTER」登場、39万9800円から
ちょっとカッコイイぞぉぉ。 - ホンダ、交換式バッテリーを採用したビジネス電動バイク「GYRO e:」「GYRO CANOPY e:」発売
普及に期待……屋根付きいいな〜。 - デスクPCが電動バイクにトランスフォーム!? 個人が開発中の電動バイク「タタメルバイク」がおもしろスゴイと話題に
非常用にも良さそう。