夜中に1人で残業していたら、PCの画面から幽霊が出てきた……! お人よしの会社員が怪異に遭う漫画が、いろいろと恐ろしいです。まず労働環境がきつくて怖い。
主人公のヨシカワは、お人よしな性格と事なかれ主義のせいで貧乏くじを引いてばかり。その性分を友人に心配され、「死ななきゃ直んないのか」と注意されようとも、押しつけられた仕事を夜中まで延々続けています。
友人は残業グセを直そうと、「その職場“出る”らしいよ」などと脅かしてきましたが、当のヨシカワは怖がりつつも作業を続行。幽霊なんて出るわけないだろうと思っていたら……?
……本当に出てきてしまいました。しかも身体は“片手だけ”で、器用に高速でキーボードをタイプし始めます。あまりの恐怖に、ヨシカワは泡を吹いて気絶。そのまま朝まで会社で過ごしてしまいました。
目覚めてみると、不思議なことに途中だったはずの仕事は完了していました。できあがった資料には「縁下」と、知らない署名が……もしかして、あの幽霊が手伝ってくれていた?
やがて会社は始業を迎え、ほかの社員も続々出社。ヨシカワはたまたま会った人事課の社員に、「縁下さん」に心当たりがないか聞いて青ざめることとなりました。縁下とは、この会社でかつて過労死した社員の名だったのです。
しかも縁下は、自分と同じお人よしで損な性格。もしも彼が幽霊の正体だとすれば、明日は我が身――そう気付いたヨシカワは、少しずつ変わっていきます。ほのかな希望を感じさせるラストは、漫画本編でご覧ください。
作者の猟希シンカ(@RyokiShinka)さんは、この漫画をジャンプルーキーでも公開しています。投稿用タイトルの「死んでも直らなかった」が、あらためてつらい……。
画像提供:猟希シンカ(@RyokiShinka)さん
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 残業中に「タチサレ……」と幼女の幽霊出現 立ち去らせたい意外な理由に癒やされる漫画
これは残業してしまいますわ……。 - 悪霊がブラック企業にとり憑いた! 結果的に会社をホワイトにしてしまう漫画
いつの間にか徳を積んでしまうやつ。 - 【漫画】「うちの一族は死人が出る前にインターフォンが鳴る」―― ある一族に伝わる「死の予兆」と、当事者に起きた不思議な出来事
本当にあった怖い話は、因果関係は分からず、理不尽に降り掛かるもの。 - かわいすぎる幽霊が現れた! 見えないふりをし続けながら成仏を手伝う男子高生の漫画が胸キュン
おんぶしてあげたい。