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「メタバース協会」12月に設立へ 暗号資産関連事業4社が旗揚げ、VRユーザーからは懐疑的な声も(1/2 ページ)

「自分の知るメタバースとは違う世界線の話っぽい」といった声もみられています。

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 日本におけるメタバース発展を目的とした業界団体「一般社団法人日本メタバース協会」が近く設立されることが分かりました。設立時点での代表理事にはFXcoin社長の大西知生氏が就任し、他にもGinco社長の森川夢佑斗氏、CoinBest社長のらく東生氏(らくは洛の異体字)、インテリジェンスユニット代表の新見明弘氏が設立時理事としてそれぞれ名を連ねています。

 メタバースとは、ざっくりと言えばネットワーク上に構築された仮想空間のこと。概念としてはそれこそ2000年以前からあるものですが、ゼロ年代に「セカンドライフ」が流行・衰退したのを経て、最近になってFacebookがメタバース事業を強化しはじめたことなどから(関連記事)再びIT関係者の間で注目を集めるようになっていました。

 協会設立の主な目的としては、メタバースおよび関連サービスの普及、健全なビジネス環境や利用者保護体制の整備など。公式サイトに掲載された代表理事挨拶では、国内のメタバースを巡る現状について「おおまかなイメージがつく人は多いものの、メタバースで何ができるかを理解している人は少ない」と指摘。今後は積極的な情報収集に努めつつ、同協会がメタバースについてのさまざまな情報やアイデアの集積地となるのとで、日本が「メタバース先進国」として発展していくことを目指すとしています。

 ただ、設立のニュースが各所で報じられはじめると、一部では懐疑的な声も。特に旗揚げ4社がいずれも暗号資産関連事業者であることから、主にVRユーザーや関係者から「自分の知るメタバースとは違う世界線の話っぽい」「明らかにテーマから離れた企業達によって主催されている」など、現場の温度感とのズレを指摘する声も多く上がりました。


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