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ディーゼル車に必須の「AdBlue(尿素水)」が品薄中 高額転売相次ぐメルカリ・ヤフオクが注意喚起(1/2 ページ)

経済産業省は「最大限の増産を要請している」とアナウンス。

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 11月ごろからディーゼル車用の脱硝材として用いる「AdBlue(尿素水)」が世界的な品薄になり、日本でも高額転売が確認されています。こうした状況を受け、12月21日にフリマアプリ「メルカリ」とオークションサイト「ヤフオク!」がそれぞれ注意喚起を行いました。

メルカリに出品されたアドブルー

 「AdBlue」は、国際規格に適合した自動車用尿素水で、ディーゼル車の排ガス浄化に用いられます。トラックやバスなどの大型車、重機、一部の欧州車には必須の商品ですが、輸出制限により中国や韓国では危機的な品薄に陥りました。

 国内で生産している日本は供給が比較的安定していたものの、高額転売の影響もあり徐々に品薄状態へ。経済産業省は「『AdBlue』の原料となる尿素の生産事業者に対し、最大限の増産を要請しています」「需給ひっ迫の緩和に向け、引き続き取り組んでまいります」とTwitterでアナウンスしています。

 こうした状況に対し、メルカリは「市場の動向や政府から発信される情報を注視いただき、冷静な行動をお取りいただきますよう、お願い申し上げます」と購入者に求めたうえで、出品者に対して入手経路の確認や商品の削除を行う場合があると発表。

 また、ヤフオク!も「出品をご検討中のお客様におかれましても、必要な方が必要な量の商品を確保できるよう、ご配慮くださいますようお願いいたします」と呼びかけています。

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