勝手に「サービス終了ゲーム総選挙」をやったら6700票も集まってしまったので結果を発表します 2位の「ディバインゲート」を抑えて1位に輝いたのは……:モバクソ畑でつかまえて(3/4 ページ)
あの輝きを忘れないために。【※一部重複があったため訂正】
10位〜1位
- 10位 あんさんぶるガールズ!(約5年)
- 9位 アイドルマスター ミリオンライブ!(約5年)
- 8位 ワールドエンドヒーローズ(約1年)
- 7位 一血卍傑-ONLINE-(約4年)
- 6位 DREAM!ing(約2年)
- 5位 ドリフェス!R(約2年)
- 4位 KING OF PRISM プリズムラッシュ!LIVE(約3年)
- 3位 ロード・トゥ・ドラゴン(約4年)
- 2位 ディバインゲート(約5年)
- 1位 バンドやろうぜ!(約2年)
「バンドやろうぜ!」が1位なのは投票結果として完全に想定外でした。ファンの皆さまおめでとうございます。
投票をはじめてしばらくは「ロード・トゥ・ドラゴン」と「ディバインゲート」の2トップ争いという感じでした。この2本はもともと終了後も盛り上がっていたプレイヤーが多かったゲームたちなので想定の範囲内だったのですが、まさか逆転されるとは思いませんでした。「バンドやろうぜ!」はゲームサービス終了後もコンテンツとしては継続して活動していた、というのが大きいかもしれません。他も女性向けゲームがほぼ半分を締めており、熱心なファンの皆さんの姿を確認できたように思います。
全体を通してみると、女性向けゲームの強さを感じる投票だったように思います。実は最初の投票項目から女性向けゲームは一部省いていました。こういう形で取り上げると怒る人がいるのではと思ったからです。
ですが、その他の項目に多く投票してくださる人たちを見て、「こういうものがあったことを知ってほしい」「私はまだ好き」という声もあるのかと思い直しました。次の機会があったら女性向け作品も候補に入れておきたいと考えています。女性向け作品といえば一時期「すぐサービス終了する」という話題がありましたが、そんなことがないというか終了時期はバラバラなのが今回の投票からもお分かりいただけると思います。
女性向けに限らず「毎年サービス終了ゲームが増えている」という声もありますが、例えばここ数年のサービス終了本数は私のリストだと2018年に235本、2019年に277本、2020年に253本、2021年に199本となっており、むしろ2021年は終了ゲーム自体減少傾向にあります。リリース自体が減っているのでは? という相関関係を調べなければ意味のない数字ではありますが。
併せてサービス終了ゲームの終了時期を集計してみたのですが、「2年を超えると死亡率が劇的に下がる」傾向があります。また、半年以内に死亡するゲームは意外と少なく、サクラ革命のようなパターンは少数派ではあります。
ここまでいろいろと集計してきましたが、モバクソゲーと言い出した時代からはや数年。この70本分でも当時やゆしていた「プレイしてすぐクソさが分かるポチポチゲー」的な作品はすっかり少数派になり、本格的なゲームが大半を占めています。ただ、この投票結果は昔のポチポチゲーが思い出の中に埋もれてしまったわけではなく、スマホゲームの世界が家庭用ゲームやPCゲームに劣らない本格的な作品でないと勝負できない領域である何よりの証拠ではないでしょうか。次々とチャレンジャーが現れては消えていくこの世界。業界の発展と未来に今後も期待しつつ、せめて数多くのサービス終了ゲーが活動していたことを記録にとどめておきたいものです。
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