ホストファミリーの前でラーメンを一口だけすすってみたら……。家族それぞれの反応を再現した動画がYouTubeに投稿され、「私も経験あります!」「参考になった」など大きな反響が寄せられています。
投稿者はMayu(mayu_e.room)さん。米国に2年間留学していた経験を基に、英語のクイズや表現、あるあるネタなどを中心に動画を投稿しています。
ある日ホストファミリーの家でラーメンを食べることにしたMayuさん。海外ではまだまだ麺をすする音や行為はマナー違反となる国も多く、米国もその1つのため外では麺を決してすすらないようにしていたそうです。そんなMayuさんですが、暮らしを共にし打ち解けたホストファミリーは家族同然。Mayuさんは当時の3人の反応をモノマネで再現しています。
まずはホストシスター、普段からクールな反応を見せる彼女は、眉をひそめてMayuさんを見つめ、無言の圧力をかけてきました。Mayuさんはそこですするのをすぐにやめ、口をうまく動かし麺を食べ進めていきます。
そんなMayuさんを見て、いつもほがらかでおちゃめなことばかりするホストファザーは「こっち見て見て!」と言いながら、すするまねをしてみせました。小学生男子かよ! ちなみにホストファザーとMayuさんはとても仲良し。Mayuさんが持参した日本の食べ物も躊躇(ちゅうちょ)せずチャレンジしてくれるなどバイタリティーあふれる彼は、きっとMayuさんが笑ってくれると思ったんでしょうね。
最後はホストマザー。いつも冷静で優しい彼女はホストシスターとホストファザーに「よしなさい。あれが日本人の食べ方よ」と一言。おだやかにMayuさんの文化と食べ方を尊重してくれたのでした。
三者三様の外国人のリアクションは興味深く、YouTube動画は記事執筆時時点で290万再生を突破。「啜る音を聞くのは慣れてないと嫌だろうな」「郷に入っては郷に従え…ですね」「異文化理解してくれるお母さんやさしい」「最近はラーメン人気で麺をすする外国人も増えてきましたよね」などの感想や、「留学中は麺啜らず食べる努力して、帰国してようやく麺啜れる!と思って蕎麦食べたら啜れなくなってた」「自分のホストファミリーは普通にすすってましたよ」など、海外留学していた人からの体験談が続々と寄せられています。
当たり前と思っている母国の文化も、外国人にとっては異文化ですぐには受け入れがたいものも。周りの人が不快にならないよう配慮し、また私たちも同様の場面に接した際には、ホストマザーのように異文化をさりげなく受け入れられるようにしたいです。
MayuさんはYouTubeチャンネル「Mayu E Room」の他、Instagram(mayu_e.room)やTikTok(mayu_e.room)に英語に関する動画を投稿しています。発音のコツや米国でのあるある体験など、「英語を勉強するモチベーションやきっかけになれれば」と思い活動しているとのこと。英語や海外留学に興味がある人はMayuさんのSNSアカウントをのぞいてみてはいかがでしょう。
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