advertisement
コードリール(ドラムコード)はコードを巻いたままで使用すると思わぬ事故の元になることがあります。東京消防庁も誤った使い方による火災が発生しているとして、再三注意を呼び掛けています。
@INAMI_Yさんは自身のTwitterアカウントで「巻いたまま使うと熱を持つため、最悪ボヤや火災に繋がります」としてコードリールを巻いたままで使用しているところを目撃し現場の管理監督者に注意したと報告しています。投稿者は以前勤めていた施設で発生したボヤの原因がまさにコードリールの誤った使用だったとして、職場や家庭でも危険だと指摘。同様の経験がある人たちからも反応が寄せられています。
コードリールのように電源コードを巻いて収納する機器は、コードを巻いた状態と伸ばした状態で使用できる電気の流量が違います(銘盤にそれぞれ記載されているので要確認)。その流量を超えると過電流となり、異常な過熱を起こしコードを覆う被覆が溶け出火につながる場合があります。正しい流量であればいいのですが、たこ足配線や誤った使用方法により過電流となり発火につながる場合も多く報告されています。
コードリールに限らず、延長コードを束ねて使用する場合にも流量を超えると放熱が妨げられます。コードの上にものを乗せることも熱がこまる原因になり、無理して引っ張ったりすることで芯線が切れたり、取り付け部分がショートする可能性もあります。製品の消費電力を把握したうえで正しく使用することが必要です。
意外と知らなかったという人も多く「知らずに巻いて使ってました」との声も。今一度使用する際は正しい方法と電気の流量を確認してください。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.