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「広告やまとめサイトなどは出ません」Google検索を“まとも”にしてしまうウェブサービス「まとも検索」が公開(1/2 ページ)

「Google検索は死んでいる」バズりを受けて制作。

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 Googleの検索結果にフィルターをかけ、「まとも」な情報だけを表示できるサービス「まとも検索」が公開されました。作ったのは、Webサービス/アプリ開発者の村上福之さん

「まとも検索」 事前に情報発信元サイトでフィルターをかけることができるので、結果として信ぴょう性の低いサイトが検索結果に表示されない仕組み

 Google検索は、手軽に情報を集められる利点がある一方、調べたいキーワードによっては、広告や、SEO対策を施したまとめサイトなどが上位に表示されてしまい、公的機関などが発信する信ぴょう性の高い情報が表示されない問題があります。

 この問題について先日、IT系ブログ「DKB」による「Google検索は死んでいる(Google Search Is Dying)」との批判が話題に。村上さんはこれを受け、「まとも検索」を公開したといいます。

 「まとも検索」では、「公的機関に限定」「医療情報に限定」「国内論文限定」「pdfのみ」「英文論文に限定」の5つのフィルターを用意。筆者が実際に「まとも検索」を使ってみたところ「借金 コロナ」では厚生労働省の生活福祉資金貸付制度などが上位に表示され、「眠れない」では厚生労働省や教育機関による睡眠サポート情報などが表示表示されました。

Google検索結果にフィルターをかける「まとも検索」 「借金 コロナ」の「まとも検索」結果
Google検索結果にフィルターをかける「まとも検索」 「眠れない」の「まとも検索」結果

 医療機関や公的機関といった、信用できるサイトの統計データや論文を調べたい場合や、生活・健康に関するの困りごとを正しく判断する際には、「まとも検索」が役立ちそうです。一方で、論文、統計情報、政府資料などを正確に読み解くには情報を丁寧に咀しゃくする能力が必要ですし、近所のレストランやアパレル店などの情報を集めたい場面には向いていません。情報を求めている自身のリテラシーや目的に合わせて既存の検索ツールと使い分ける必要がありそうです。

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