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3年連続トップ 屋久島、日本で「最も居心地の良い場所」に “ワーケーション”に力を入れる観光地も多数ランクイン

富士山を望む街、スキーも楽しめる温泉地など人気でした。

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 旅行予約サイトのブッキング・ドットコム・ジャパンが、旅行者口コミなどもとにした2022年版の「日本で最も居心地のいい場所」ランキングを発表しました。

最も居心地が良かった場所は……?
2022年、日本で最も居心地がいい場所は?

 同社は世界の旅行者による口コミなどをもとに評価の高かった旅行施設を選定する「Traveller Review Awards」を毎年展開。Traveller Review Awards 2022では、日本でも1万3979の宿泊施設が受賞。“最も居心地の良い場所”は、該当都市・地域の施設総数に対する受賞軒数の割合からその街・地域が選出されました。

 トップは鹿児島県の「屋久島」。同賞において3年連続の受賞となりました。

最も居心地が良かった場所は鹿児島県の屋久島!
ブッキング・ドットコム/Traveller Review Awards 2022における「最も居心地が良かった場所」TOP10

 続いて、長野県の「野沢温泉市」、山梨県の「富士吉田市」、長野県の「小谷村」「白馬村」、神奈川県の「箱根町」「鎌倉市」、沖縄県の「読谷村」「北谷町」、新潟県の「妙高市」が入りました。日本の自然あふれるところ、風光明媚な名所や温泉がある街が「旅行者にとって居心地のいい場所」としてランクインしたようです。

ランクインした街は、「ワーケーション/リゾートテレワーク」候補地としてもぴったり

 ランクインした街の多くは、「ワーケーション/テレワーク」の候補地としても向いているといえそうです。ワーケーション/テレワークの観点でおすすめの3カ所を抜粋して紹介します。

 3年連続でブッキング・ドットコム「日本で居心地の良い場所ランキング」のトップを獲得した「屋久島」は、見る人を圧倒させる雄大な屋久杉と自然、そして幻想的な雰囲気のある苔の森が広がる世界自然遺産の島です。島の9割を占める森林だけでなく、透き通る美しい海も魅力。また、日本一のウミガメの産卵地としても知られています。

屋久島
神秘の島といわれる屋久島(屋久島町Webサイトより)

 屋久島は2020年5月に光ブロードバンド接続サービスを利用できるようになりました。通信環境、特に帯域幅の利便性向上が期待され、テレワーク目的での滞在にも安心できる環境が整ってきています。

 3位の富士吉田市は、山梨県富士山麓の街です。至るところから壮大な富士山が見え、絶景スポットはあちこちに数知れず。絶叫マシンが人気の遊園地「富士急ハイランド」、1900年以上の歴史を持つとされる「北口本宮冨士浅間神社」など、家族のための遊びどころ、見どころもたくさんあります。

 近年同市は「ワーケーション/テレワーク需要を見込む設備」を充実させています。官民一体型のワーケーションプロジェクトなども実施し、働く場所としての魅力も増してきているようです。

富士吉田市の風景
富士吉田市の風景

 5位の長野県白馬村は1998年冬季オリンピックの開催地だった街です。ウインタースポーツの名所で、冬には10カ所のバリエーションに富んだスキー場がオープン。パウダースノーが積もることでも知られます。

 そして冬シーズン以外も、のどかな街並みとともに大会で使われたスキージャンプ台や高山植物スポットなどの名所、そして温泉がたくさん。スキーシーズン以外に訪れるのもいいところです。

白馬村のスキー場
白馬村のスキー場

 白馬村も自治体として「ワーケーション実践を歓迎」する街です。コワーキングスペースやWi-Fiサービスを完備するホテルや施設も多く、リゾートで安心して仕事できる環境も着々整ってきているようです。

 特に、岩岳の山頂にあり、ロープウェイでしか行けないという森の中のコワーキングスペース「森のオフィス」は一度は利用してみたくなる魅力のワークスペースです。(関連記事)

 このほか、「温泉ワーケーション」を推進する神奈川県の箱根町、大企業がワーケーションに取り組む場所に選定した沖縄県の読谷村なども、「ワーケーション/テレワーク」を実践する場所の候補としてチェックしておきたい街ですね。


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少年B

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