オタクにはメッセンジャーアプリで使えない「スタンプ」がある――そんなオタクあるあるを描いた漫画がTwitterに投稿され、共感の声が集まっています。
漫画の作者は漫画家の赤夏(@akasasimi)さん。この漫画は、赤夏さんの実話をもとに創作したものだそうです。
ある日、オタクの女の子が友人とメッセンジャーアプリで通話していたときのこと。ニンジンを抱えたうさぎちゃんが「ひまー」と言っているイラストのスタンプを見ながら、女の子は「可愛いけど押す機会ないなあ…」とつぶやきます。
「使うタイミングなくない?」と言う女の子に対し、「いやふつうにめっちゃ押すけど」「休みとか大体ヒマだし」と答える友人。逆に「そんなに忙しいことある?」と聞かれ、女の子は自分の「暇」な時間に思いをめぐらせます。
SNSのタイムラインチェックから、ソシャゲイベント、オンライン即売会イベント、映画に積ん読……一瞬で「したいこと」が山ほど脳内を駆け巡り、暇な時間を見つけることができません。締め切り前の原稿を見つめながら、「今のところ…人生に暇とか……ないですね……」と答える女の子なのでした。
オタクを自負する女の子は「だいたい来世の分まで時間が足りない」と思っている様子。オタ活をしていると、ハマっているものが常に増え続けることもあり、現世でやりたいことや気になることを全て消化するのは難しそうですよね。
同じ本を読む時間であっても、暇つぶし感覚の人もいれば、読まずにはいられないと思う人もいます。友人との会話を通して、「『仕事』と『外で誰かと何かする時』以外は『ヒマ』という感覚」の人もいるのだと、人それぞれの感覚の違いに気づいた女の子なのでした。
この漫画には、主人公の女の子と同じく“暇な時間はない”という人たちからの「わかりみが深すぎる」「オタクはいつも忙しい」「時間たくさん欲しい笑」といった声が多数寄せられています。趣味が多いと、どうしても時間の不足を感じてしまいますね。
赤夏さんは、Twitterアカウント(@akasasimi)でプライベートのツイートや自身のエッセイ漫画、オリジナル漫画などの作品を投稿しています。また、3月11日からはBookLiveで「失恋博物館」の連載がスタート。書籍『山の彼方の君の学校』も発売中です。
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