実写映画「耳をすませば」公開日は10月14日に 中学時代のキャスト発表、特報映像ではバロンの姿も

中学時代の月島雫役は安原琉那さん、天沢聖司役は中川翼さんに。

[羽野源一郎，ねとらぼ]

　実写映画「耳をすませば」の公開日が10月14日に決定。特報映像、ティーザービジュアルと合わせて追加キャストも発表され、中学生時代の月島雫役を安原琉那さん、天沢聖司役を中川翼さんが演じることが明らかになりました。

映画『耳をすませば』特報【10.14 ROADSHOW】

原作『耳をすませば』書影

　同作は、柊あおいさんが少女コミック誌『りぼん』（集英社）で発表した同名漫画が原作。読書好きの中学生・雫が夢に向かって生きる聖司に思いを寄せる姿を描いた青春恋愛漫画で、1995年に公開された劇場アニメでは雫の声を本名陽子さん、聖司の声を高橋一生さんが担当しました。

　実写映画では中学生時代に加え、完全オリジナルストーリーとして10年後の物語が展開され、雫役の清野菜名さんと聖司役を松坂桃李さんがダブル主演を務めると発表（関連記事）。2020年9月公開の予定でしたが、COVID-19（新型コロナウイルス感染症）の影響で延期となっていました。

　特報映像には図書館のカードや古道具屋「地球屋」など、おなじみの道具や場所に加え、同作の象徴的なキャラクターである「バロン」も登場。約束を交わす中学生時代と、それぞれ日本とイタリアで暮らしながらお互いを思い続ける大人になった2人の姿が描かれており、劇場アニメ版で雫を演じた本名さんがナレーションを担当しています。

中学生時代

10年後の2人

　10年の歳月が流れ、小説家になる夢を諦め出版社で児童小説の編集者として働く雫と、夢を追い続け海外で暮らす聖司。ティーザービジュアルは、大人になった姿と笑い合っていた中学生時代の姿の2パターンが公開されており、2人の成長や変化を表すものとなっています。

変わらず見守り続ける「バロン」の後ろ姿

(C)柊あおい／集英社　(C)2022『耳をすませば』製作委員会