プレハブを改造して作った、ゲームとお酒をとことん楽しめる“趣味小屋”が、「大人の秘密基地」「ロマンの塊」と注目を集めています。楽しすぎて一生出られなくなりそう。
8畳ほどのスペースに、対戦仕様のアーケードゲーム筐体やバーカウンター、大量のお酒がそろった空間を作り上げたのはプライムベガ(@Primentree)さん。中古のプレハブを自宅の庭に置いて自らの手で改造し、憧れだった“趣味に特化した部屋”を実現しました。
お酒のラインアップも趣味が全開で、棚には光武酒造場の『北斗の拳』コラボ焼酎や、「ストリートファイターII」コラボの純米吟醸酒「波動拳」「昇龍拳」(関連記事)などが勢ぞろい。バーカウンター自体も凝っていて、お酒を飲みながら壁面のモニターやスクリーンで動画を楽しめます。
Twitterでは「おしゃれでかっこいい」「完成後のほうがずっと広く見えるのがすごい」「DIYというのがまた最高」「ロマンしかない」と大好評。夢をかなえたプライムベガさんに、編集部は完成までの苦労など詳細を聞きました。
――改造にはどれほどの期間がかかりましたか。
プライムベガ:11月末から開始したので、3カ月半ぐらいです。12月末には床が仕上がり、壁も9割以上できていましたが、2〜3月に仕事が繁忙期に入ってあまり時間が取れず、4月に入って無事完成した次第です。
―― 改造で大変だった作業について教えてください。
プライムベガ:床工事が特に大変で、元の床を外す際は、大量に打たれていた鉄骨用ビスを、1本1本バールで抜くことになりました。
床材には踏み心地が優しいマンション用のフローリング材を使用していまして、床の強度を上げるために既存の床の上へ合板を1枚追加してから貼っていたのですが、素人にはボンドを塗るのも一苦労です。
また、断熱材を床全面に施工した際、途中で足場がなくなって2度も踏み割り、次割ったら材料を追加で購入しないといけない状況になってしまいました。それなのにバランスを崩し、こけないよう気合で踏みとどまったときは、足首が変な方向に曲がり、足をいためてしまいました(笑)。
ゲーム機やPCでネット対戦をするため、必須の有線LANケーブルの導入にも力を入れています。母屋のルーターから引っ張ったケーブルをエアコンの配管穴から外へ出し、車が通る箇所は地中に埋めるなど処理をしてプレハブまで引き込みました。無線LANルーターも設置したので、有線・無線ともに快適です。
―― ツイートから見える部分以外に、詰め込んだ趣味はありますか?
プライムベガ:投稿した画像には写っていませんが、壁に漫画用の本棚と、家庭用ゲーム機用のモニターとテーブルを設置しています。
テーブルは折り畳めますし、モニターの角度は下げられるので、ビーズクッションで寝そべりながらでも遊べます。ペール缶を利用してサイドテーブルも作り、寝そべった体勢でも絶妙に手が届く位置にお酒を置けるようにしました(笑)。
プライムベガさんは文字通り、対戦格闘ゲーム「スーパーストリートファイターIIX(スパIIX)」界隈(かいわい)で「PRIME」を名乗るベガ使い。趣味小屋の筐体にもスパIIXを入れ、対戦やお酒を楽しんでいるということです。
画像提供:プライムベガ(@Primentree)さん
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