娘のLINEにチェーンメール「誰にも回さないと友だちいないことになるよ」 子どもの友情をもてあそぶ悪質ないたずらに怒り(1/2 ページ)
いまだにこんなのあるのか……。
13歳の娘のLINEにチェーンメールが届いたと、憤る母親のツイートが注目を集めています。古来より「幸運の手紙」や「不幸の手紙」、「呪いのメール」といった形で流布してきたいたずらが、今やメッセンジャーアプリにも。
投稿主はライターの甘木サカヱ(@toppinpararin)さん。娘さんに届いたメッセージは、幼なじみから来たもので、要約すると「あなたのこと大好き(ハートマーク)この文章を24時間以内に12人の仲良し友だちに回したらもっと仲良くなれるよ! 誰にも回さなかったら友だちがいないってことだよ!」といった内容だったそうです。
「転送しないと友だちいないことになる」とおびえる娘さんに、甘木さんは「とりあえず落ち着こう」と諭しました。そして、もしもこれを回したら、受け取った人は君みたいに困るんじゃないかと話したところ、しばらく考えて「やっぱり拡散しないで私で止めるほうがいい」と思い直したといいます。
甘木さんは娘さんと相談のうえ、送ってきた幼なじみの子には「私は拡散はしないけど、○○ちゃんが私のことを本当の友だちだと思って選んで送ってくれたことはうれしいよ」といった内容で返信すると決め、この件はひとまず落着。チェーンメールがいまだにあることに驚きつつ、子ども同士の友情を人質に取ってもてあそぶいたずらに憤慨の声を上げています。「『本当に大事な友だち以外には送っちゃダメ』という条件がついてるのがより邪悪な感じがして嫌でした」(甘木さん)
一連のツイートには「うちの娘にも“呪いのLINE”が」といった反応が少なからずあり、いまだにチェーンメールが出回っている事実を浮き彫りに。なお、日本データ通信協会は特設サイトを設けて転送しないように呼びかけるとともに、送らないと不安になる人向けの窓口を用意しています。
協力:甘木サカヱ(@toppinpararin)さん
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