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「こちら、なにもかもうまくいかない日のコロッケです」 限界の1日を過ごしたママが投稿したコロッケの写真に、励ましの言葉と3万超のいいねが集まる(1/2 ページ)

頑張った自分を褒めてあげたい。

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 「こちら、なにもかもうまくいかない日のコロッケです」。そんなコメントとともにTwitterに投稿された手作りコロッケの写真がTwitterに投稿され、「どんまい」「100点満点」といった慰めの言葉とともに、3万6000件の“いいね”が集まっています。

 ツイートを投稿したのは、刺しゅう作家兼イラストレーターのありま(@arimama_umauma)さん。写真に写っているのは、ありまさんが作った失敗作のコロッケです。

 その見た目は、一般的な丸いコロッケとは異なり、大きく崩れた形をしています。ありまさんによると、コロッケを揚げるときにじゃがいもの一部が溶けてしまったのだとか。衣はカリっとキツネ色に揚がっていますがつき方はまばらで、中身のじゃがいもが一部見えてしまっています。

 ホクホクしたじゃがいもの部分とカリカリの衣の部分を楽しめそうで、これはこれでおいしそうですが、せっかく料理の見た目が崩れてしまうと悲しいもの。ありまさんのがっかりする気持ちが伝わってくるようです。

失敗作の手作りコロッケの画像
失敗作の手作りコロッケ。なにもかもうまくいかない日ってありますよね

 また、気になるのは「なにもかもうまくいかない日のコロッケ」という言葉。この日のありまさんは、1日中小さな”うまくいかないこと”の連続だったのだそうです。

 朝から寝坊をしてしまい、ありまさんは慌ててお弁当を作ってやけどをしてしまいます。また、子どもを保育園に送り届けるときは、バランスを崩しておんぶしていた子どもを落とし、泣かせてしまったのだとか。さらに、保育園に持参したお昼寝用の布団は、ビニール袋のすき間から入った雨で濡れてしまうという災難にも見舞われてしまいます。

 仕事でも、イラストの完成目前でソフトが落ちて一からやり直したり、刺しゅうが仕上がる目前で切ってはいけないところを裁断してしまったりと、トラブル続きです。

 そして夕飯づくりの時間。事前に種を作っておいたコロッケを、揚げる段階で失敗してしまいます。さらに、作り直していざ食べようとした段階で、炊飯器のスイッチを入れ忘れていたことに気づいてしまいます。これには、思わず膝から崩れ落ちてしまったのだとか。

 何をやってもうまくいかない。まさにそんな1日ですが、コロッケをつまみ食いした娘さんには「おいしい!コロッケ好き!」と言ってもらえたというありまさん。この一言で、気持ちが和んだといいます。料理を失敗しても「おいしい」と言ってもらえると、努力が報われた気持ちになれますね。

 ツイートを見た人からは「コロッケって、すごーく手間がかかる。それを作っただけでも、素晴らしいです! 明日は色々うまくいく日になりますように!」「コロッケ作ろうという気概が素晴らしいので100点満点」「そういう日もあります。でも、作ろうと頑張ったありまさんに拍手!!!」といった励ましの言葉が。また、コロッケについても、「どんまい。食べちゃえば美味い」「これはこれで、ザクザクして旨いやつ!」などたくさんのあたたかい声が寄せられていました。

 何をやってもうまくいかないと思う日は誰にでもあるもの。「そういう日もある」と受け入れながら、頑張った自分を褒めるのも大切にしたいですね。

 刺しゅう作家やイラストレーターとして活躍するありまさん。Twitterでは作品の写真やイラストを公開しています。また、書籍『ゆるくてかわいい はじめての刺しゅう - イラストと動画でわかる基本のステッチ&図案173』(ワニブックス)も発売中です。

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