1万字を超える「怪文書」に騒然 BOSS×ウマ娘「担当者の想い」で話題の企画担当者・Kさん「想いがあふれすぎて」と反響に驚き
掛かっているようです。一息つけると良いのですが。
2022年5月16日からスタートした「BOSS×ウマ娘 プリティーダービー」コラボ企画の特設サイトで、サントリー商品企画・Kさんがしたためた「BOSS担当者の想い」の全文が公開され、トレーナー(ウマ娘ファン)たちの間で「怪文書」として話題になっています。
話題になっている「BOSS担当者の想い」は、企画を手掛けたサントリー商品開発・Kさんがコラボ企画の実現に至るまでの経緯や企画に対する熱量をまとめた全身全霊の文章で、なんと驚異の1万字超え!
「『これは遊びじゃない。市場調査だ。』私は自分に言い聞かせ、ゲームをダウンロードした」というKさんでしたが、競馬好きだったこともあって一気にドハマリ。序盤から中盤にかけて文章内に「ウマ娘が持つ固有スキルの名称を差し込む」など、ウマ娘ファンでなくては理解できないようなキーワードが徐々に並び始め、終盤にはテンションがアガッてきたのか自身のトレーナー生活を赤裸々に語るという怒涛(どとう)の追い上げをみせます。キャラクターデザインや設定、史実に沿った背景など、ウマ娘の濃密な世界観に魅了されていく様子が目に浮かぶようです。
「一流」であることに並々ならぬこだわりを見せるウマ娘「キングヘイロー」が育成中のイベントシーンで見せる「覚悟」に涙したなど、紹介されているのはウマ娘の物語においてごく一部にすぎませんが、トレーナーであれば誰もが共感できるようなエピソードに触れつつ、随所に小ネタを散りばめた技巧派のテキストに、ネット上では「熱すぎる」「サポカのエピソードかな?」「たまげたなぁ」「エモい」などと多くのウマ娘ファンから注目を集めることになりました。
そんな名文を生みだした開発担当者のKさんに、コラボに対する反響を聞いてみました。
担当者・Kさん「想いがあふれすぎて」
大きな注目を集めることになった「BOSS×ウマ娘」コラボ企画。詳細発表後の反響について、Kさんは「ウマ娘をプレイするトレーナーの皆さまからも温かい声を頂き、非常にうれしく思います。今後もウマ娘とBOSSを応援していただければ幸いです」と嬉しそうな反応。シレッと「BOSS」より前に「ウマ娘」を持ってくるあたり、ウマ娘にドハマリしているのが伝わってきます。
企画を提案したときに、当初は難色を示していた上司にも「怪文書」などの反響は届いているようで、「GOサインを出した上司も満足気でした」とのこと。ただ反響が大きすぎたのか、最近は「社内の人間からもK氏と呼ばれる」ことが多くなったそうです。
また、自身がしたためた想いが「怪文書」と呼ばれていることについては、「想いがあふれすぎてこのような長文になってしまいました」と少し反省気味の回答でしたが、「ポジティブな意味合いで怪文書と呼ばれていると受けとめております(笑)」と、ウマ娘のファン層が好意的に受け入れてくれたことを喜んでいる様子でした。
ちなみに怪文書の中で「語りたいことを一つ挙げると、別の語りたいことが次々に浮かぶ」と語っているKさん。お仕事を「推し事」に変えたウマ娘の魅力は、1万字を費やしてもまだまだ語り足りないという様子が伝わってきます。K先生の次回作に期待しています。
(春山優花里)
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