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「ゆっくり茶番劇」商標の放棄による抹消登録を確認 「これ以上特定個人を攻撃したり非難することは控えるようにお願いしたい」(1/2 ページ)

特許庁の情報プラットフォームからも確認できます。

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 第三者に「ゆっくり茶番劇」が商標登録された件について、6月8日付けで放棄による権利抹消が特許庁の情報プラットフォームで確認された。

ゆっくり茶番劇の商標権利抹消
「ゆっくり茶番劇」の商標は放棄による権利抹消(画像はニコニコ大百科より)

 「ゆっくり茶番劇」は「東方Project」の二次創作“ゆっくり”シリーズから派生した動画ジャンル。第三者が「ゆっくり茶番劇」の商標を取得したと発表し、商用利用にはライセンス契約が必要と主張し物議を醸した。東方Project関係者でない第三者による商標取得に大きな反発があり、後に「使用料の支払いは不要」と方針を転換するも騒動は納まらず、ゆっくり動画が多く投稿されているニコニコ動画を運営するドワンゴが商標権の放棄交渉を行うとともに、今後の独占防止のため「ゆっくり」関連語の商標を出願するに至った。

 第三者は騒動を受けて登録抹消することを、所属していたライバーコミュニティー「Coyu.Live」(コーユー・ドットライブ)から明らかにし、5月25日付けで受理・登録されたと報告していた。

ゆっくり茶番劇 商標権利抹消 特許庁 情報プラットフォーム確認
6月8日付けで放棄による権利抹消を確認(画像は特許情報プラットフォームから。モザイクは編集部によるもの)

 「Coyu.Live」は6月11日に特許庁のサイトを確認し、「ゆっくり茶番劇商標権の権利放棄を確認致しました」と報告。ドワンゴCOOの栗田穣崇さんもそれに先立ち抹消登録されたことを受け、「ドワンゴのアクションの進捗につきましては、引き続き公式からアナウンスさせていただきます」と自身のTwitterでコメントしている。また、商標を抹消した第三者への非難を寄せられていることに対して「ドワンゴが交渉するより前に、自発的に商標の放棄をし幕引きをされたわけなので、これ以上特定個人を攻撃したり非難することは控えるようにお願いしたいです」と注意している。

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