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世界遺産の法隆寺は6月15日、維持管理費や諸経費をまかなうためにクラウドファンディングを開始。支援総額はわずか1日で目標金額の2000万円を突破しました。
クラウドファンディングを開始したのは、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染拡大の影響で、年間の拝観者数が激減し、境内全域の設備点検を含むメンテナンスなどの維持管理費をまかなえなくなってしまったことによるもの。
法隆寺によると、2020年度・2021年度の未指定である建造物や宝物の修理などを可能な部分は先延ばしにして、維持管理費を約50%にまで節減していました。が、このまま同じような状況が続けば法隆寺の運営を維持することが難しいと考え、クラウドファンディングに踏み切りました。
資金は法隆寺の維持管理費や諸経費として使用します。
法隆寺は6月16日、クラウドファンディングのページで「皆様からの多大なるご支援により、支援募集開始の翌朝という予想もしていなかった早さで、第一目標金額の2000万円を達成することができました。これほどまでの反響をいただけるとは思っておらず、一同大きな驚きと共に、法隆寺を大切に想ってくださる皆様の存在、お気持ちを改めて感じ、感謝の念に堪えません。誠にありがとうございます」などとコメントしています。
なお、クラウドファンディングは7月29日まで続きます。
※画像は法隆寺によるクラウドファンディングのページ「世界遺産法隆寺ー1400年の歴史遺産を未来へー」より
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