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京都市交通局が作成した市バス・地下鉄の経営状況を示したイラストが現状の厳しさに反してユルいテイストになっており、Twitterで注目を集めています。同局に掲載の経緯などを聞きました。
京都市バス・地下鉄は、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響で、2019年度から2021年度の3年間で利用者が約25%減少。同局がTwitterに投稿したイラストには、その厳しい状況を指し示すホワイトボードを指し、「まぢピンチ」と話す女性に「それな」と同調する生徒たちがユルーく描かれており、ギャップがなんともシュールな感じです。
描かれているキャラクターは、2010年から展開していた市営地下鉄をPRするプロジェクト「地下鉄に乗るっ」の応援キャラクター達。地下鉄・市バス応援キャラクターである太秦萌,松賀咲,小野ミサの幼なじみ3人に加え、萌の姉・太秦麗が描かれています。
このイラストは話題を呼び、「わかりやすいけど草」「親しみやすいイラストと壮絶な現実が合わさった図」などのコメントが寄せられています。
同局によると、「まさかここまでの反響があるとは思わなかった」とのこと。どうしてこのような緩いイラストを使用したのか、話を聞いてみました。
こういったイラストを使ったのは、従来文字情報で伝えることが多かった行政のこれまでの考え方を打破し、市バス・地下鉄の厳しい現状をキャッチ―な形で視覚的に強く訴えるためだそうです。
同局の担当者は、これらのイラストに触れ、「一人でも多くの方に(市バス・地下鉄を)利用してもらいたい」と話しています。
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