6.6億回再生の人気音楽配信“lofi hip hop radio”が「虚偽の権利侵害申請」により配信停止に ファンから「YouTubeくん許さねぇ」と復活求める声(1/2 ページ)
ずっと勉強していた“あの娘”は今頃、息抜きでもしているのかな。
2本合計で7.8億回も視聴された人気音楽ライブストリーミング“lofi hip hop radio”が、7月10日に配信停止されました。配信者側はこれを「虚偽の申請である」としてYouTube側にストリーミングの復活を求めています。
停止されたのは、登録者1070万人を誇る「Lofi Girl」の「lofi hip hop radio - beats to relax/study to」と「lofi hip hop radio - beats to sleep/chill to 」という2つの配信。「Lofi Girl」はTwitterの公式アカウントで、虚偽の権利侵害申請が原因だと説明しています。
「Lofi Girl」はループするアニメーションに合わせ、落ち着いた音楽をまったりと楽しむ「Lofi Hip Hop」ブームの火付け役ともいえる人気チャンネル。中でも、少女が無限に勉強を続けるライブストリーミング「lofi hip hop radio - beats to relax/study to」は、さまざまなネットミームを生み出すほどの人気コンテンツでした。配信が停止された現在、総配信時間は2万時間を超えており、再生回数も6.6億回を記録しています。
「Lofi Girl」公式は「#BringBackLofiGirl」というハッシュタグを使って、YouTubeに配信の復活を要請。
Twitterではこのハッシュタグとともに、「Youtubeくん許さねぇからな」「I hate People.... always ruining good things(人間なんて嫌いだ...いつも良いものを台無しにする)」「come back, please(戻ってきて、お願い)」など世界中で、配信の復活を求める声が上がっています。
2022年7月13日追記:配信が復活
日本時間で7月13日の深夜1時、「lofi hip hop radio - beats to relax/study to」の配信が再開されました(以前のストリーミング配信の枠とは異なります)。追記時点ですでに約2.5万人の同時接続数を獲得しています。
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