人気のローカル線、五能線「リゾートしらかみ」が25周年! 記念駅弁も登場:秋田「秋田牛と白神まいたけ弁当」(1500円)(1/2 ページ)
この夏こそ、ローカル線の旅を楽しみたい人も多そうですね。五能線の人気列車「リゾートしらかみ」の25周年記念駅弁をいただきます。
【ライター望月の駅弁膝栗毛】
「駅弁」食べ歩き20年・5000個の放送作家・ライター望月が、自分の足で現地へ足を運びながら名作・新作合わせて、「いま味わうべき駅弁」をご紹介します。
この夏こそ、ローカル線の旅を楽しみたいと思っている方も多いことでしょう。とはいえ、いきなりローカル線の普通列車に揺られるのは、少し難易度が高い方もいます。その意味では、いわゆる「観光列車」は、地元の方のおもてなしもあって、ローカル線旅のデビューにはもってこいの列車。なかでも秋田と青森を日本海に沿って結ぶ五能線を走る快速「リゾートしらかみ」は、そのさきがけとなった列車です。
日本海に沿って、五能線の快速「リゾートしらかみ」号が、ゆったりと走り抜けていきます。「リゾートしらかみ」には、青い車両の「青池」、緑の車両の「橅(ぶな)」、黄色い車両の「くまげら」の3編成があります。「青池」と「橅」編成には、ディーゼルエンジンで発電し、モーターで走る環境に優しいハイブリッド車両が充当。どの編成もリクライニングシートが装備されていて、快適なローカル線の旅を実現しています。
「リゾートしらかみ」が運行を開始して、今年(2022年)で25周年を迎えました。平成9(1997)年の秋田新幹線開業を受けて、五能線で運行されていた観光列車「ノスタルジックビュートレイン」の後継として誕生。日本海の絶景に加え、車内で行われる津軽三味線の生演奏などの取り組みが評判を呼び、全国区の人気列車になりました。初代の車両は、いまも臨時列車「五能線クルージングトレイン」などで、お目にかかることができます。
この「リゾートしらかみ」運行開始25周年に合わせて、秋田駅弁の関根屋では、記念の駅弁を販売しています。緑の「リゾートしらかみ」橅編成が描かれたパッケージの駅弁は、「秋田牛と白神まいたけ弁当」(1500円)。こちらは、首都圏での「秋田・五能線のPR」を目的に今年(2022)年4月発売。現在は秋田駅のNEWDAYSでも購入可能です(要予約)。「リゾートしらかみ」25周年記念ロゴも入って首都圏でのPRにひと役買っています。
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