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子どもと楽しめる図工「いろのせかい」がナイスアイデア 絵の具3本で作れる"虹の輪"に「楽しそう!」と反響(1/2 ページ)

親子で挑戦してみたい。

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 3色の絵の具を使って「十二色相環」を描き、無限に広がる色の世界を体感できる図工アイデアがTwitterで話題になっています。投稿には記事執筆時点で5700件以上のいいねが集まり、「楽しそう」「作ってみたい」と期待の声が寄せられました。夏休みに親子で挑戦してみたい!

 アイデアを投稿したのは、Twitterユーザーで教員生活4年目のネコ先生(@nekosensei0519)です。

十二色相環を作ってみよう

 準備するものは、色の3原色である青、黄色、赤の絵の具と、筆、パレット。そして、12分割した円をプリントした紙です。時計のように円の周りに数字を書いておくと、色塗りをするときにわかりやすそうです。

いろのせかい
準備するもの

 まず、筆に絵の具を1色ずつとり、1番、5番、9番に塗り広げます。塗り終えたら、パレットで1番と5番の色を1:1の割合で混ぜて色を作り、3番に塗ります。続いて、1番と3番に塗った色を1対1で混ぜ、2番に塗り入れます。このように、「両サイドの色を混ぜて間に塗る」という工程を続けていくと、きれいなグラデーションが広がっていきます。

いろのせかい
1番と5番を混ぜて色を作り、3番に塗ります

 7番には5番と9番を混ぜた色、11番には10番と12番を混ぜた色……と繰り返すと、美しい「虹の輪」が完成! これが、色相を可視化し円環状にした「十二色相環」です。ネコ先生によると、この活動では色と色の間に無限の広がりがあることを感じることができるのだとか。

いろのせかい
また両サイドの色を混ぜて間に塗っていくと……
いろのせかい
きれいな虹の輪ができました!

巨大な十二色相環を作ってみよう

 ネコ先生は、続くツイートで友達同士やクラスで作れる「巨大十二色相環」の作り方も紹介しています。

 用意する絵の具は、子どもたちが好きな色1色と、白か黒どちらか1色。今度は円ではなく、7つのマスに分けた紙を塗っていきます。

 まず左端のマスに好きな色を、右端のマスに白か黒どちらかを塗ります。続いて真ん中のマスへ、両サイドに塗った絵の具を1:1の割合で混ぜて塗ります。その後も空いているマスへ絵の具を混ぜる割合を変えながら塗り進めていくと、7つのマスは濃淡の違いがきれいなグラデーションの帯になりました。

いろのせかい
7マスのグラデーションカラーに

 12色分のグラデーション帯が用意できたら、なんとこれを切り分けていきます! 「せっかく作ったのに」という声が聞こえてきそうですが、お楽しみはこれから。

いろのせかい
レッツチョキチョキ

 切り終えたパーツを赤、青、黄、緑に分けてみると、黒っぽいもの、白んでいるもの、青や黄色が強いものなど、少しずつ色合いが異なっていることがわかります。それらを見比べながら、みんなで挑戦して完成させる「カラーパズル」として楽しもうというのです。

いろのせかい
相談して完成させよう
いろのせかい
巨大な十二色相環ができました!

 分けた色ごとにパズルのグラデーションを完成させ、全てを合わせてみると……目の前に現れるのは、巨大な十二色相環! 大人数で大きな紙を使って作れば、迫力満点の作品になりそうですね。

 ネコ先生が子どもたちと一緒に制作した際、「あなたの好きな色は?」と尋ねると、子どもたちは指で十二色相環を指し示しながら「ここらへんが好き」と色の広がりを感じる意見を発表していたのだとか。「赤」「青」では言い表せないわずかな色の違いが一目でわかり、子どもも大人も楽しめそうですね。

 投稿には「めちゃくちゃ楽しそう!」「今度これやろう」と挑戦してみたいという声や、「小学校時代、こんな先生に出会っていればもっと絵の世界が変わってたかも!」「12色相環のどの色を選ぶか小さい頃から感覚として知っておくととても良きと思います」とアイデアを絶賛するコメントが寄せられています。

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