人に怯え、話しかけても目を合わせずにずっと壁を見つめていた保護犬。少しずつ愛される自信を取り戻し、どんどん瞳が輝いていく姿がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で123万回再生を突破しています。
保護犬の「Kita(キタ)」は、何週間も孤独に何もない土地で過ごしていたところを保護されました。保護当時びしょ濡れだったKitaは、捕獲器のなかで震え、保護主を怯えた目で見つめていました。
彼女の心は完全に閉ざされており、とても傷ついている様子だったそうです。全てに怯えていたキタは、少し外に出ると「置いていかれるのでは」と心配しているように見えたと言います。
決して保護主と目を合わせようとしなかったキタ。そんな彼女に、保護主は優しく声をかけ、触れ合いを続けていました。すると、4〜5日後、ついにキタが保護主のそばに横たわってきました。やっと、「保護主は信頼して大丈夫」と伝わったようです。その姿を見て、保護主は喜びのあまり泣いてしまったそうです。
それからキタは、保護主が外出中にイタズラをしたり、寝ている保護主パパに寄ってきて一緒に寝たりと、徐々に普通の犬が持っている“愛されている自信”を取り戻していきます。保護主宅で過ごした日々の最後には、自ら「なでて」と甘える程になったそうです。
その後、保護主が探してきた里親の家に、キタは家族として迎えられることになりました。最初のころは家具の裏に隠れるなど、新しい環境に少し戸惑う様子を見せましたが、先住犬たちとの交流によって心をすぐに開くことができたそうです。
そして今では、外でみんなと遊ぶのが大好きな、甘えん坊ワンコに大変身! 動画の最後では、飼い主さんにくっついたり、帰宅した飼い主さんにしっぽをブンブン振りながら飛びかかったりと、とてもあの壁を見つめて目を合わせようとしなかったワンコと同じ犬とは思えない姿を見せています。
保護主さん、飼い主さんの優しさに包まれて、愛される自信を取り戻したキタ。これからもキタがずっと幸せに過ごせますように、と願いたくなる動画でした。
投稿には、「あなたたちのような素晴らしい人がいるこの世界には、まだ希望がある」「なんてかわいそうなワンコ、彼女が救われてよかった」「キタにずっとのお家が見つかってよかった!」など、感動した人からのコメントが多数寄せられています。
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