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柔道家の井上康生さんが9月11日、柔道の師である父親・明さんが4日に死去したことをブログで発表しました。75歳でした。
井上さんは、「私たちの父であり、柔道の師である父・井上明が9月4日、宮崎市内で永眠いたしました(享年75)」と兄の智和さんと連名で報告。通夜および告別式は智和さんを喪主として近親者のみで執り行ったことを明かし、「父は柔道をこよなく愛し、特に我々兄弟は多くの愛情と情熱を持って指導を頂きました。今の自分達がいるのは、父の存在なくしてはありえませんでした」と柔道の世界に導いてくれた明さんへの感謝をつづっています。
また井上さんは、「父は大変頑固であり、わがままでもありましたので、多くの方にご迷惑をおかけしたのではないかと心配しております。しかし、人情味溢れ、皆様から親しまれる性格も持ち合わせておりました。我々はそんな父、師が大好きでしたし、心から尊敬しておりました」と偉大な父への思いを言葉に。明さんは長年にわたり病気療養を続けていたそうで、「不屈の闘志で病魔と闘ってまいりましたが力尽きました。本当によく頑張ってくれたと思います。父らしく生き抜いた75年の人生でした」と最後まで闘い抜いた勇姿をたたえています。
明さんの導きで5歳で柔道を始め、2000年のシドニー五輪100キロ級で金メダルを獲得した井上さん。父への尊敬を言葉にすることも多く、2018年に明さんが瑞宝双光章を受章した際には「私の尊敬する父であり、大好きな父を改めて誇りに思いました。本当におめでとうございます!」と親子ショットを添えて祝福していました。
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