初めて補聴器をつけ、ママの声を聞いた赤ちゃんの動画がYouTubeに投稿されています。この動画には「聞こえるようになったね!」「とてもあいらしい」などのコメントが寄せられています。
左耳に補聴器を装着されているのは、カナダに住む生後3カ月のエヴェリナちゃん。彼女は生まれつき左耳が難聴(※)でした。新生児時期の検査では異常はなさそうだったものの、生後8週時に受けた聴力検査医によるテストで、そのことが判明したのだとか。
※音が耳に入ってから脳に伝わるまでのどこかの段階で障害が起こり、音が聞こえにくくなったり、まったく聞こえなくなったりする症状
落ち込む両親でしたが、エヴァリナちゃんのためにもクヨクヨしてはいられません。数日後には聴覚士、言語療法士、カウンセラーとオンラインでミーティングを行い、難聴が永続的であることから補聴器を使うことを決意。そして初めて補聴器を付ける様子をカメラにおさめたのです。
耳に物が入る違和感に泣きそうになるエヴァリナちゃんに、ママは「泣かないで」と何度も声をかけます。そして装着が完了すると早速ママが明るい声で話しかけ始めました。「は〜い、ハニー」……はじめは左耳から入ってくる音に反応しなかったエヴァリナちゃんも、続けて懸命に話しかけるママの声を判別したのか、ニコッと笑顔に。その反応がうれしくてたまらないといった様子で「あなたは何をしているの?」「すてきな笑顔ね」とたくさんたくさん話しかけるママ。その明るい声音からは喜びが伝わります。
エヴァリナちゃんは補聴器をすんなりと受け入れ、1カ月たったころにはすっかり慣れたのだとか。難聴の原因はまだ不明ですが、今後耳鼻科の専門医にかかる予定があり、その診察で明らかになることを期待しているそうです。
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