管理人「オススメは日比谷公園の高鉄棒」
──サイト制作のきっかけを教えてください。
管理人:もともとは、ジョギングコースに懸垂を組み込むために「ちょっと懸垂」という掲示板を見ていたのですが、どの懸垂スポットが近くにあるのかがよく分からなくて、自分用のマップに登録していったのがきっかけです。範囲を広げたり探しているうちに、同じように懸垂スポットを探している人がそれなりにいることも分かっていたので、公開すれば同じような悩みの人の役に立つだろうと思いました。
──公園の情報はどのようにして調べていますか?
管理人:地域名と「懸垂」「公園」「健康遊具」などのキーワードで検索するのがメインです。主な情報収集先としては、ブログでまとめている人やTwitterなどの書き込み、自治体の公式サイト、Google マップの写真やストリートビューなど。実際に公園を巡る趣味もあるので、通り道で「この公園、ありそうだな……」と、寄り道して見つけることもあります。
最近では問い合わせフォームなどから連絡いただいた情報をもとに、内容を登録していくことが増えています。何度も連絡いただいている人には、それこそ「どうやって調べているの」と気になって聞いてみるのですが、同じような地道な探し方をしていて、圧倒されます。1人で2000件以上集めてくださった猛者もいます。
──オススメの懸垂遊具があれば教えてください。
管理人:オススメは、ベタですが……と思うのは私の認識が偏っているだけかもしれませんが、日比谷公園の高鉄棒です。この界隈(かいわい)では聖地のはずです。
また、最近では雲梯(うんてい)が気に入っています。この活動をする前は見向きもしていなかったのですが、これがスイスイ渡れることに憧れています。
──サイト上には懸垂遊具以外のミニ情報も参考として掲載されていますね。
管理人:位置情報や、遊具の種類と写真、高さなどを確認するため、趣味も兼ねて公園を巡っているのですが、その過程で目に付いたものを写真に撮っています。目に付いたものが中心なので、記載するミニ情報には明確な基準はありません。サイト上では「(参考)」と記載して背景をグレーにしているので、邪魔になっていないと良いなと思っていますが……。
──利用者からはどのような反響がありますか。
管理人:同好のかたからは「求めていたもの!」、懸垂に興味のない人からは「誰得?」「狂気……」と、反応は真っ二つですね。Twitterでたまにアクセスが増えたときなどに反応を見られて楽しいです。問い合わせフォームやTwitterで情報いただいたりして、やり取りが発生するのも一緒に作っている気分で良いと感じています。
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