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耳の不自由な人へのローソンの配慮が素晴らしいと話題に 袋の有無、お弁当あたためなどが確認できる「指差しシート」に「広まってほしい」の声(1/2 ページ)

すべての有人レジにほしいくらい便利。

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 「耳が聞こえにくい方はお気軽にお知らせください」――相手の声などが聞こえない人・聞こえにくい人へ配慮したローソンの「指差しシート」が素晴らしいとTwitterで話題になっています

 投稿したのは、アンプティサッカー(※)チーム「FC ONETOP」に所属する野口敦史(@A_gussan0531)さん。両耳に重度の感音性難聴を持つ野口さんは先日、ローソンのレジで店員さんの言葉が聞き取れず、「すみません」と補聴器を指しながら聞こえにくいことを伝えました。

※アンプティサッカー……足や手に障がいのある人々が楽しめるサッカー。日常生活等でも使われるサポート機能付きのクラッチ(杖)で競技を行う

 すると、店員さんが手でレジカウンターに貼られた「指差しシート」を案内。マークを指し示すことで、お弁当をあたためるかどうか、レジ袋、箸などが必要かといった意思確認ができる同シートを使って、コミュニケーションを取ってくれたそうです。

ALT レジカウンターに設置された「指差しシート」。一番上のマークが「耳マーク」(画像提供:@A_gussan0531さん)

 スムーズにやりとりができたことに感動した野口さんが「めっちゃ便利だなこれ」とツイートすると、「私も難聴持ちなんですが、これは素直に感動です」「大きい声が出しづらい、発語が難しい人にとっても便利です」と多くの「助かる」「これは広まってほしい」の声が寄せられ、5300RT・9300件のいいねを集めるなど反響を呼んでいます。

ALT 「指差しシート」を実際に指差すイメージ画像

 また、「これはいいっ!!! マスクしてるから唇を読む事もできなくなった」という声もみられましたが、ローソンの指差しシートはまさにそういった昨今の事情から実施されたもの。同社によると、「実際に聴覚に障がいのある社員の意見を参考にしています」とのことで、ローソンストア100を除く全国のローソン店舗にて8月30日から取り組みがスタートしています。

 ちなみに緑色の「耳マーク」は、聞こえが不自由なことを表すと同時に、聞こえない人・聞こえにくい人への配慮を表すマーク。安心して入店・買い物ができるように、シートだけでなく店舗入口ドアにも同マークが掲出されています。

ALT 入口ドアにも「耳マーク」を掲出

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