ナゲットがライスの山を転げ落ちる! 国道411号復旧記念「落石カレー」が話題 店員「スタッフの鬱憤から生まれた」(1/2 ページ)
販売店のある道の駅たばやまに話を聞きました。
岩に見立てたナゲットが、ライスの山からカレーへ転げ落ちる――。国道411号の「道の駅たばやま」に登場した、「落石カレー」がTwitterで注目を集めています。これがなんと、落石による通行止めの復旧記念メニュー。ブラックジョークのようでいて、注意喚起ともとれる演出に脱帽です。
国道411号は、東京都八王子市から山梨県甲府市へ通る一般国道です。6月15日に山梨県の丹波山(たばやま)村保之瀬地内で落石が発生し、岩塊の撤去や対策工事のため全面通行止めとなっていました。
10月14日11時、工事が進んだことでようやく規制は解除。村唯一の国道が4カ月間も不通となり打撃を受けていた道の駅たばやまは、10月15日から11月6日まで復旧記念のイベントを開催決定しました。
落石カレーは、イベント用に登場した新メニューです。山型に持ったライスの上に、ナゲットを詰めた紙コップを突き刺した状態で提供されます。紙コップを抜き取ると、中のナゲットが転げ落ちて、すそ野のカレーに落ちるという寸法です。
このユニークな仕掛けは、利用者の「商魂とユーモアがあふれすぎ」と紹介したツイートなどの影響で広く拡散。「通行止めで生活も観光も大打撃を受けていたのに、それを逆手にこんなことを思いつくなんて最高」と、感心する声が上がりました。
編集部は道の駅たばやまに取材し、反響について聞きました。
――なぜ「落石カレー」は生まれたのでしょう。
道の駅たばやま:通行止めの影響で、村は閑散としてしまいました。「落石カレー」はそのときに溜まりに溜まった、スタッフの鬱憤(うっぷん)から生まれました。
――売れ行きはいかがですか。
道の駅たばやま:まずまずといったところです。優しいお客様が注文してくれます。
――実際に来ているお客さんの様子を教えてください。
道の駅たばやま:実際に注文して動画を撮っている方もいて、上手に「落石」を撮影されているなと思います。
画像提供:のめこい湯・道の駅たばやま(@nomekoi_yu)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.