登園直前に駄々をこねる息子に付き合っていたら、幼いころの父との思い出がよみがえって……。そんな子育てのエピソード漫画がTwitterで紹介され、「すごくわかる」「優しすぎる」など、記事執筆時点で6500件の“いいね”を集めています。親から子へと受け継がれる優しさがあたたかい……!
作者は3歳の息子「たーちゃん」を育てるみかみかん(@mikamikan1021)さん。今回の漫画は、幼稚園に通うたーちゃんとの、ある日の登園前の過ごし方を描いたものです。
登園前の過ごし方
登園の準備を済ませたみかみかんさんは、「たーちゃん幼稚園行く時間だよ」と声をかけました。しかし、たーちゃんはプラレールの部品を手に持ち、「いかないよ」「たかいぷられーるママつくる(※訳:橋脚を使ったアップダウンのあるレイアウトを母上が作ってください)」と主張してきました。
みかみかんさんは頭の中で、幼稚園に遅れないよう「そんな時間ないよ! 幼稚園から帰ったらやろう!?」とたーちゃんを説得する光景を想像しますが……、急いでいましたがそれをぐっとこらえて、たーちゃんのワガママに少し付き合ってあげることにしました。
幼い子どもは決められた時間を守るよりも自分のやりたいことを優先したがることがよくあり、親としては困ってしまうことも多いですよね。
遊びたい気持ちを主張するたーちゃんに対し、みかみかんさんは、「ちょっとだけだよ」と言いながら超特急の早さでプラレールを組み立て始めました。たーちゃんはママとプラレールで遊ぶ時間ができてうれしそうにしています。
そんなたーちゃんの様子を見て、みかみかんさんは幼少期のある出来事を思い出しました。
幼少期の思い出
保育園に通っていたみかみかんさんは、ある朝、登園時間が迫っているにも関わらず、お父さんにゲーム「ミッキーのマジカルアドベンチャー」をやらせていました。
スーツを着たお父さんは、今すぐ家を出たいという気持ちをおさえながら、娘の要望に応えて必死でゲームをしています。
「ボス倒したよ! 保育園いくよ!」と言うお父さんに対し、みかみかんさんは、「まだ! クモのボスまでやって!」と主張します。困ったお父さんは「お仕事遅れちゃうよ!」と言いますが、みかみかんさんは「やってくれなかったら保育園いかない!」と強く主張。そう、幼いころのみかみかんさんも、登園前にたーちゃんと同じことをやっていたのです……!
朝の忙しい時間帯にも関わらず、父と遊びたがる娘の思いを聞き入れてくれた当時のお父さん。あれから年月が過ぎ、母親となったみかみかさんさんは「お父さん優しかったなあ〜」としみじみ振り返るのでした。そんな優しかったお父さんとの思い出が、みかみかんさんの子育てにも受け継がれているのかもしれませんね。
漫画を読んだ人からは「こんなお父さん欲しくて泣ける」「お父さんもママも優しすぎる…!」「登園前に子供の要望を聞いてあげててすごい」といった称賛の声や、「これすごくわかる。なんなら今日もプラレールで線路建設してきた」など、子育て中の人からの共感の声が寄せられていました。
みかみかんさんは、この他にもTwitterアカウント(@mikamikan1021)でほのぼのとした子育て漫画を多数公開中です。
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