夢小説は恋愛モノだけじゃない！ 夢女子の「推しシチュエーション」の幅広さが分かる漫画が興味深い（1/2 ページ）

[ねとらぼ]

　小説の登場人物に、読み手やオリジナルキャラクターを登場させられるように書かれた「夢小説」。恋愛もののイメージが強い創作ですが、今ではさまざまなものがあるようで……。そんなエピソードを描いた漫画がTwitterに投稿され、「似た趣味の人間あるある」「教えて夢女子」と、夢小説の世界に興味を持つコメントが集まっています。

　漫画の作者はフォレスト（@ororor51）さん。フォレストさんは夢小説を好む「夢女子」で、さまざまな夢小説を楽しんでいます。

　漫画は、フォレストさんとある夢女子さんのエピソードを描いたもの。夢女子さんに「好きな夢小説のシチュありますか？」と聞かれたフォレストさん。少し照れながらも、「うーん最近は…押しの飼ってる犬に転生する話」と、自分がお気に入りのシチュエーションを答えます。

　すると、夢女子さんは「それ恋愛してないから夢小説じゃないですよね？」とばっさり。フォレストさんは困惑しながら「夢小説だけど…」と答えるしかないのでした。

夢小説にもいろいろある

　夢小説は、登場人物と読み手の恋愛もののイメージが強いですが、実際には恋愛をしているものばかりだとは限りません。読み手やオリジナルキャラクターが人間として登場するものであっても恋愛要素がないものもあれば、フォレストさんがあげたもののように犬や猫などの動物に転生する設定のものなど、幅がとっても広いのです。実際に、フォレストさんがTwitterで行ったアンケートでは、猫に転生する設定の夢小説を読んだことがあるという人は5400人以上もいるのだとか。すごい。

　一方で、夢女子さんのように、夢小説＝恋愛小説だと思っている人もいるなど、夢小説の定義は人によって違いがあるもの。同じものが好きな人同士で話をしているはずなのに、好きなポイントや解釈が異なる……というのは、趣味あるあるかもしれません。

　この漫画には、「昔から夢小説は恋愛系だけでなく、友情系や嫌われ系もありますよね」といった声の他、「私も転生物でNO恋愛のを夢小説と言って友達に見せたら夢小説じゃねぇじゃんと言われ喧嘩して勝ちました」「恋愛してるかしてないかが今回の論点ということは百も承知なのですが、それとは別に犬に転生した自分と推しが恋愛したってよくないですか？」など、夢小説愛好家からの熱い意見が集まっています。