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「これは仕様バグか?」 子ども向けの知育玩具の“惜しい仕様”に数学マニアたちが盛り上がる 「誤差すぎる」「ほぼ正解」(1/2 ページ)

投稿には3万件を超えるいいねが寄せられました。

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 これは仕様バグか??――。分数を子どもに理解してもらうための知育玩具がTwitterに投稿され、大人たちの間で「誤差すぎる」「ほぼ正解」などと大きな盛り上がりを見せています。

 Twitterユーザーの藤井崇介(@ZooBonta)さんは、「なにかおかしい。これは仕様バグか??」というコメントとともに、娘が持ってきたという知育玩具をTwitterに投稿しました。これは、くもん出版が販売している「はじめての分数パズル」という知育玩具です。子どもたちがパズル遊びをしながら、分数の考え方を身につけられるとうたっています。

くもん出版が販売している「はじめての分数パズル」という知育玩具 画像出典:Amazon.co.jp

 しかし、投稿者の藤井さんが指摘するとおり、このパズルの仕様では厳密に計算すると、正確な円にはならないはずなのに、ぴったりハマっているように見える組み合わせがあります。

 リプライ欄には、筆算や電卓などを駆使して「オトナの本気」で計算してみた結果、正確に円を構成する「1」にはならないと指摘する声が。確かに、「1/3」+「1/9」+「1/5」+「1/9」+「1/4」は181/180(1.0055……)と、1をほんの少しだけ上回るはず……。

 一方で、その誤差を念頭に「大体合ってるから設計上の余裕によりうまく収まった感じですね」「幼児向けのはめ込みパズルだから1/180くらいは誤差のレベルの遊びは余裕であるんでしょうね」と、子どもたちに分数の概念を理解させるにはいいものだという声も多数上がっています。

 なかには、「本当に『1』であるとすれば一切隙間が無くなりピースが外せなくなる可能性があるので回避するためにホンの少し大きく作ったらその隙間に入っちゃったってカンジですね」と設計の背景に対する考察も見られました。

画像提供:藤井崇介(@ZooBonta)さん

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