亀田の柿の種、“逆転発想”の新味を発売! 「トリュフ塩」「燻製塩」ナッツの濃さ×「素焼き柿の種」の素朴なうまさが新しい
ねとらぼのお菓子&お酒大好き編集部員がレビューするよ。
世の中には、完璧すぎてもう進化する必要のないものがあります。あくまでも私見ですが、それは「シティーハンター」のエンディング、ダルビッシュ投手の変化球、そして『亀田の柿の種』です。
で、その『亀田の柿の種』から12月20日、気になる新商品が出ます。柿の種の新しいフレーバーではなく、あえての「素焼き」。
わかります? 素焼き、素焼きですよ!??! 『亀田の柿の種』といえば、誰もが思い浮かべる王道の味のほかに、梅味やわさび味といった商品もありますが、それはすべて柿の種に味がついているもの。そもそも、柿の種は米粉を練っていろいろして、焼いて、そのあと味をつけているものなのですが、「素焼き」はその味をつける前のものというわけです。
王道の『亀田の柿の種』といったら、秘伝のしょうゆタレは必須。ピリ辛い柿の種とピーナッツを共に食す、あの絶妙なハーモニー。それをなくすとか勇気ある〜〜、と思いましたが、どうやら素焼きというのは「今まで社員しか知らなかった、カリッと香ばしい味」なんだそう。それはそれで気になります。
12月20日からローソンで先行販売されるという『しおで食べる亀田の柿の種はなぜうまい』『燻製かおる亀田の柿の種はなぜうまい』を、今回ねとらぼ編集部は特別に入手しました。そうなれば、やることはひとつしかない。食レポじゃー!!
うまいのは当たり前と言わんばかりの商品名
では、パッケージを見ていきましょう。まず、商品名が長い。
- 『しおで食べる亀田の柿の種はなぜうまい』
- 『燻製かおる亀田の柿の種はなぜうまい』
うん、長い。それにですよ、自信ありすぎやしませんか。「なぜうまい」って、もう、うまいが前提。「なんで、俺ってカッコイイのかな」とか言って許されるのって福山雅治氏くらいなもんです。すげー自己肯定力。自信のほどは、めっちゃ輝いているパッケージでも、うかがえます。
続いて、裏を見てみましょう。素焼きの柿の種をトリュフ塩のカシューナッツと組み合わせた新しい体験をお楽しみください、とあるのです。「トリュフ塩」……! 最近よく聞くけど、高そうで手を出してないヤツ……!!
もうひとつの方は「燻製かおる塩のアーモンド」。ウイスキーオークを使った燻製の香りが立つそうです。
なんかめっちゃ高級な感じがします。発泡酒飲みながら食べるヤツじゃないってこと? 柿の種が異世界転生したらレベル999だったみたいな変貌ぶりです。これは楽しみー!
レッツ開封の儀。素焼きの柿の種はめっちゃ……白い!
パッケージを開封します。1袋は35グラム。ビール1杯にちょうどいいくらいの量が入っていました。
気になる素焼きはというと、
白い……!
ガンガンに日焼けしながら遊んでた女子高生が、大学デビューで清楚系にイメチェンしたときくらい違う。彼氏もピーナッツからカシューナッツ&アーモンドにくら替え。おまえ、なんだか変わったな。
食べてみると、おおおお、おいしい。素焼きの柿の種単体はしょっぱさが少し物足りないのですが、ナッツと一緒に食べるとバッチリ。とてもおいしいぞ。しかしですよ、なぜうまいのか、コレガワカラナイ。
「なぜうまい」と商品名に問われているのもあって、なんか気になる。その答えを探るため、強力なねとらぼ編集部員を呼んできました。お菓子大好き「スナックモンスター」内原さんと、お酒大好き「飲み会の歴戦王」宮下さんです。
さあ、集えし猛獣たちよ食べたまえ。なぜ、うまいのか、答えるのだー!!
ねとらぼ編集部員が見抜いた「なぜうま」の理由
まずは、お菓子好きの内原さん。しおの「なぜうま」にチャレンジです。
「しおで食べる亀田の柿の種はなぜうまい!??!?」
「パウダーがおいしいィー!」 たしかにー! このパウダーは筆者もおいしいと思ってました。亀田製菓は、あの『ハッピーターン』を作ってる会社でもあります。“魔法の粉”の開発力にかけては世界随一のお菓子メーカーでしょう。それが、ナッツを覆うようにたっぷりかかってるんですから、まあ間違いないです。
内原さんによると「やさしい味なので食べ続けられる」「おつまみじゃなくて、15時のおやつにもいい」とのこと。「いつもの柿の種と違って、ナッツに味をつけるという逆転の発想がいい!」と笑顔でした。
さて、次です。お酒好きの宮下さんには、燻製の「なぜうま」を食べてもらいます。
「燻製かおる亀田の柿の種はなぜうまい!??!?」
「すっごい、燻製!」 たしかにー! この燻製のなぜうま、本当に燻製なんですよね。パッケージを開けた瞬間から香ばしい香りが広がります。マジで、ネオ柿の種。柿の種NEXT。通常の柿の種は比率が7:3ですが、「なぜうま」は5:5。ナッツが多いのもうれしいですよね。
大絶賛の宮下さん。「ビールをよこすのです」と机をどんどん叩きはじめました。こらこら、隣の会議室でオンライン配信やってるんだから静かにしてください。
2人の意見を聞いたところで、もう一度食べてみましょう。「なぜうま」の理由はなにか……。料理では調味料を加える順番までこだわるグルメな筆者が、本気出してリポートしますよっ。
やっぱりすごいのは「素焼き」だと思う
もう1袋食べてみて思ったんです。やっぱりね、「なぜうまいのか」の答えは「素焼き」にあると思います。おいしいお米の味がするんですよね。
通常の柿の種はしょうゆダレの味が濃いので、ここまでお米の味を感じたことはありませんでした。それが、フレーバーでごまかしのきかない「素焼き」でもしっかりとおいしい。ちゃんといい素材を使っていたんだなと感心しました。さすがロングセラー商品を扱ってきた企業です。こういう見えづらいところのこだわりって、なんだかんだで大事ですよね。
あえての画期的引き算、逆転の発想が、お米本来のおいしさを感じさせ、さらにトリュフ塩や燻製かおるアーモンドの味を引き立てていました。「濃厚うまい」ナッツを「素朴でうまい」素焼き柿の種で食べる、新しい体験です。
ビールのおつまみにしてもう1袋食べてみたんですけど、やっぱり合ってしまいますね。今までの柿の種は昭和レトロな味なんですけど、「なぜうま」シリーズは令和の味。高級感があって、クラフトビールにも合いそうです。白い壁紙、大型テレビ、リビングソファ、こういった風景にもよく似合うかもしれません。
『しおで食べる亀田の柿の種はなぜうまい』『燻製かおる亀田の柿の種はなぜうまい』は、12月20日よりローソンで販売されます。なぜうまいのか、みなさんの舌でもぜひ確かめてみてください。
(高橋ホイコ)
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提供:亀田製菓株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ねとらぼ編集部/掲載内容有効期限:2022年12月26日